前場コメント No.10　デジハＨＤ、ミズホリース、ＴＯＰＰＡＮＨＤ、阪急阪神、レントラックス、ペプチド

★10:23　 デジタルハーツ－上げ幅拡大　完全自動運転車両開発のＴｕｒｉｎｇに資本参加
　デジタルハーツホールディングス<3676>が上げ幅拡大。同社は23日10時、生成AIを活用した完全自動運転車両の開発に取り組むＴｕｒｉｎｇ（東京都品川区）へ資本参加すると発表した。
　
　同社グループではこれまで、自動運転技術開発におけるデータ収集やアノテーション業務に携わってきた。近年、これらの需要が急増していることから、同社グループでは事業の拡大を企図し、チューリングへ資本参加をすることを決めた。
　
　単なる資本関係にとどまらず、アノテーションや今後開発が進むことが想定される車内エンターテインメントコンテンツのデバッグなどにおける業務提携も視野に入れた強固なパートナーシップを構築するとしている。

★10:27　 みずほリース－続伸　生成AIを活用した完全自動運転車両開発のＴｕｒｉｎｇに出資
　みずほリース<8425>が続伸。同社は23日10時07分、CVCを通じて、生成AIを活用した完全自動運転車両の開発に取り組むＴｕｒｉｎｇ（東京都品川区）へ出資したと発表した。
　
　Ｔｕｒｉｎｇは「マルチモーダル生成AI」の活用により、走行データが存在しない複雑な状況においても、AIによる正しい状況判断を可能とし、従来の「ルールベース」によるアプローチとは異なる方法で、レベル5の完全自動運転の実現をめざしているという。

★10:28　 ＴＯＰＰＡＮＨＤ－続伸　ポリオレフィン単一構成の液体向けパウチを新開発
　ＴＯＰＰＡＮホールディングス<7911>が続伸。同社は22日、グループ会社のＴＯＰＰＡＮが、ポリオレフィン単一構成でリサイクル適性を向上させた、液体用途向けスタンディングパウチを開発したと発表した。
　
　積層する各フィルムをポリオレフィンでの単一構成でありながら、従来の製品と同等の耐衝撃性や易カットなどの機能を併せ持つことが可能で、従来の複合素材構成のパウチに比べて、リサイクル適性の向上が期待できるとしている。

★10:32　 阪急阪神－続伸　同社が大阪IR計画に参画へと伝わる
　阪急阪神ホールディングス<9042>が続伸。産経新聞電子版は22日、同社が大阪市で進むカジノを中心とした統合型リゾート施設（IR）の計画に参画を決めたかにしたと報じた。

　記事によれば、オリックス<8591>や米ＭＧＭリゾーツ・インターナショナルの日本法人が出資するIRの運営主体、「大阪ＩＲ」（大阪市）に株主として、同社傘下の阪急阪神不動産が出資参画するもよう。すでに契約を締結したとしている。

　関西の大手鉄道会社では、同社のみ同計画に参画していなかったが、主要鉄道企業がすべて参画を決めたことになるとしている。

★10:46　 レントラックス－急騰　3月度の売上高11％増　取り扱い高は15％減
　レントラックス<6045>が急騰。同社は22日、3月度の売上高は前年同月比10.7％増だったと発表した。前月比で7.2ポイント上昇した。取り扱い高は同14.7％減で、前月比で0.4ポイント上昇した。

★10:50　 ペプチドリーム－ＳＢＩが目標株価引き上げ　RI-PDCの進ちょくに注目
　ペプチドリーム<4587>が急騰。ＳＢＩ証券では、ペプチド-放射性核種複合体（RI-PDC）の進ちょくに注目とし、投資判断は「買い」を継続、目標株価を2250円→2900円に引き上げた。

　ＳＢＩでは、23.12期決算、取材などを踏まえて業績予想を微修正。RI-PDCが同社の短期～中期の業績のドライバーとなる見通しに変わりはないとした。2024～2026年にかけてRI-PDCパイプライン群のフェーズ1結果が複数明らかとなる見通しであり、POC（proof of concept）取得後のディールは、金額が切り上がる傾向と指摘。同社のRI-PDCの進ちょくに引き続き注目としている。