前場コメント No.5　ＡＬＰＨＡ、三菱自、北興化、ＫＧ情報、プロパスト、霞ヶ関キャ

★9:41　 アルファ－急落　上期営業損益を上方修正　通期見通しは据え置き
　アルファ<4760>が急落。同社は8日、24.8期上期（9-2月）の連結営業損益予想を従来の0.5億円の黒字から1.2億円の黒字（前年同期は1.4億円の黒字）に上方修正すると発表した。人流増加による販促需要の回復や、経費削減などが寄与する。

　1Q営業損益が0.9億円の黒字だったため、2Qは0.3億円の黒字見通しとなる。また、通期の見通しは0.5億円の黒字を据え置いており、株価は失望売りが優勢となっている。

★9:42　 三菱自動車－3日続伸　フィリピンで自動車販売金融の合弁会社を設立
　三菱自動車<7211>が3日続伸。同社は8日、現地金融機関のセキュリティバンクと、同社を専門に取り扱う販売金融会社「三菱自動車ファイナンスフィリピン」を設立する合弁契約を締結することで合意した発表した。　　
　
　同弁事業により、セキュリティバンクが持つ豊富な販売金融商品とサービスを同社の顧客とディーラーに対して提供することが可能となり、今後、フィリピンでのさらなる販売拡大を推し進める予定だとしている。

★9:43　 北興化学工業－続落　1Q営業益23％減　ファインケミカル事業で苦戦
　北興化学工業<4992>が続落。同社は8日、24.11期1Q（12-2月）の連結営業利益は18.0億円（前年同期比22.6％減）だったと発表した。
　
　ファインケミカル事業において、海外経済減速や在庫調整の影響などを受けて樹脂分野などの需要が減少し、中国子会社における中国国内の販売も減少したことで、減収となったことが響いた。

★9:45　 ＫＧ情報－続落　1Q営業益39％減　通期進ちょく率は17.3％
　ＫＧ情報<2408>が続落。同社は5日、24.12期1Q（12-3月）の連結営業利益は5800万円（前年同期比38.7％減）だったと発表した。

　通期計画に対する進ちょく率は17.3％となった。

★9:48　 プロパスト－もみ合い　3Q累計最終益18％増　賃貸開発事業が堅調
　プロパスト<3236>がもみ合い。同社は8日、24.5期3Q（6-2月）累計の純利益は18.9億円（前年同期比17.9％増）だったと発表した。なお、24.3期通期の純利益予想は15.3億円となっており、3Q時点で既に超過している。
　
　賃貸開発事業で各種プロジェクトの17物件を売却したことが寄与した。

★9:49　 霞ヶ関キャピタル－大和が目標株価を引き上げ　新株発行以降の仕入れ加速が顕著
　霞ヶ関キャピタル<3498>が大幅続伸。大和証券では、新株発行以降の仕入れ加速が顕著と指摘。投資判断は「1（買い）」を継続、目標株価は15600円→20000円に引き上げた。

　 仕入れの加速が顕著となった点に注目。12月に実施した新株発行から上期末の自己資本比率は4割強と財務面に余裕がみられ、今後も積極的な仕入れ活動が続くとみている。2023年10月の東証プライム市場への上場区分の変更以降、株価は2倍以上に上昇。23/8期末には個人株数が 81.7％を占めていたが、12月に大手投資信託が大量保有報告書を提出するなど、株主構成が大きく変化してきたと指摘。市場での注目度が高まる中、不動産セクター内での抜きん出た成長性が認識されつつあるとコメントしている。