話題株ピックアップ【夕刊】(3):テラドローン、ニイタカ、今仙電機
■Terra Drone <278A> 2,246円 +226 円 (+11.2%) 本日終値
Terra Drone<278A>が続伸。同社は24日の取引終了後、マレーシアに拠点を置く子会社が同国の大規模パーム農園で、高精度ドローンを活用して害虫のミノムシを防除する取り組みを始めたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。ドローンに搭載されたノズルを通じて、段差のあるパーム農園の地形でも農薬を均一かつ高精度に散布できるようにし、生産性の向上につなげる。複数の政府関連企業や民間農園機関との連携により、マレーシアにおいて全国規模で実施するとしている。
■ニイタカ <4465> 2,190円 +182 円 (+9.1%) 本日終値
ニイタカ<4465>が切り返し急。業務用洗剤を主力とし旅館や飲食店向けの固形燃料では国内で断トツの商品シェアを誇っている。足もとの業績は農業用ハンドソープや歯科向け洗剤などが好調で収益を牽引、固形燃料は輸出が増勢基調にある。24日取引終了後に発表した25年5月期上期(24年6~11月)決算は営業利益が前年同期比39%増の8億7800万円と大幅な伸びを達成した。これが評価される形で投資資金を引き寄せた。株価は12月に入ってからほぼ一貫して下値を切り上げており、5日移動平均線をサポートラインに上値指向が続いている。
■今仙電機製作所 <7266> 542円 +37 円 (+7.3%) 本日終値
今仙電機製作所<7266>が後場に急伸。同社は25日、期末配当予想の増額修正を発表し、材料視されたようだ。従来予想から5円増額して12円50銭に引き上げた。年間配当予想は20円(前期比8円増配)となる。
■ステラファーマ <4888> 547円 +35 円 (+6.8%) 本日終値
ステラファーマ<4888>は4日ぶり反発。午前10時ごろ、住友重機械工業<6302>、Atransen Pharma(大阪市北区)、フジタ(東京都渋谷区)、藤田医科大学を運営する藤田学園との間で、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)による深部腫瘍治療の研究開発を推進するための覚書を締結したと発表した。これが材料視された。
■ガーラ <4777> 238円 +12 円 (+5.3%) 本日終値
ガーラ<4777>が急反発。24日の取引終了後、MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)「Flyff Universe(フリフユニバース)」に関して、韓国子会社が中国のRUIWOテクノロジー社とパブリッシング契約を締結したと発表しており、好材料視された。「Flyff Universe」はパソコン版「Flyff Online」に基づいてHTML5として開発され、原作の特徴を最大限に活かし、おとぎ話のような世界で自由な飛行と冒険を楽しむことができるように新たに設計されたゲーム。22年にサービスを開始して以来、24年現在で毎日8万人以上のプレイユーザー、450万人以上の累積ユーザーを記録しており、今回のパブリッシング契約によりサービスエリアが中国本土まで拡大することになる。
■ヴィッツ <4440> 940円 +47 円 (+5.3%) 本日終値
ヴィッツ<4440>が3日ぶりに反発。この日、国土交通省が公募した「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期課題『スマートインフラマネジメントシステムの構築』との連携」に参画すると発表しており、好材料視された。この取り組みは国土交通データプラットフォームの更なる利活用促進に向けて、エコシステム社会実験を行うもの。同社はデータを利用し、新たなサービスの創出を目指す「タイプB」として参加するとしており、国土交通データプラットフォームの情報を同社がRYODEN<8084>と開発した仮想空間シミュレーター「WARXSS」上で可視化する仕組みを確立し、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)における安全性検証や課題抽出、運行計画の最適化を支援することで、MaaSの社会実装を加速させることを目指すとしている。
■テリロジHD <5133> 282円 +13 円 (+4.8%) 本日終値
テリロジーホールディングス<5133>が大幅反発。午前10時ごろ、子会社テリロジーサービスウェアが販売する多言語映像通訳サービス「みえる通訳」が、トヨタモビリティ東京(東京都港区)が運営するレクサス販売店(都内25店舗)に採用されたと発表しており、好材料視された。「みえる通訳」は、タブレットやスマートフォンからワンタッチで通訳オペレーターにつながり、利用客との接客をサポートする映像通訳サービス。先行導入していたレクサス有明での評価が高かったことなどを受けて、他店舗での導入検討を行った結果、通訳者を介した密なコミュニケーションが可能になることで、従来の翻訳機における課題を解決できると判断したという。
■アルファクス <3814> 320円 +13 円 (+4.2%) 本日終値
アルファクス・フード・システム<3814>はしっかり。午後1時ごろ、神奈川県の施設の課題を解決するロボット導入実装事業(ロボットを活用したい県内企業・施設に対して、その課題を解決するロボットとのマッチングと実装をワンストップで支援し、あわせて現場のニーズに即したロボットの改良・開発を支援する事業)に賛同し、同事業に参加することを決めたと発表した。これに伴い、同社の掃除ロボットが「鈴廣かまぼこ博物館」で導入実証をするロボットとして採択されたという。
■東京ラヂエーター製造 <7235> 788円 +26 円 (+3.4%) 本日終値
東京ラヂエーター製造<7235>は高い。24日取引終了後、株主優待制度を新設すると発表した。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象にQUOカード500円分を贈呈する。また、1000株以上かつ継続保有1年以上の株主にはQUOカードに加え、モータースポーツ大会「SUPER GT」の観戦チケットを抽選で贈呈する。
■NEXYZ.Group <4346> 744円 +24 円 (+3.3%) 本日終値
NEXYZ.Group<4346>が反発。この日、子会社NEXYZ.が西京銀行(山口県周南市)と業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。西京銀行の顧客に対し、LED照明をはじめとする省エネ設備の導入を通じたCO2排出削減・脱炭素への取り組みを支援する。
●ストップ高銘柄
ビープラッツ <4381> 521円 +80 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値
日本オーエー研究所 <5241> 1,000円 +150 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
GFA <8783> 580円 -150 円 (-20.6%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
株探ニュース(minkabu PRESS)
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最終更新:12/25(水) 18:38