グローバルI、ブイキューブ、エーバランスなど/本日の注目個別銘柄

3/7 15:28 配信

フィスコ

現在値
日東紡5,630+360.00
Aバランス2,136-43
THK3,446+77
NEC10,945+195
マツダ1,678+9

<3110> 日東紡 5790 -320
大幅反落。大和証券では目標株価を5000円から6000円に引き上げているものの、投
資判断は「2」から「3」に格下げしている。株価は目標株価を達成し、割安感は乏
しくなっていると判断のもよう。また、スペシャルガラスの販売増加による更なる
業績拡大は2025年からとみられるほか、汎用ガラスファイバの回復時期が不透明な
こともあり、目先はやや小休止の時期とも指摘している。

<6481> THK 3453 +24
逆行高。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から
「オーバーウェイト」に、目標株価も3200円から4100円に引き上げた。高い半導体
関連比率・輸送用機器の黒字化による再評価余地を踏まえると分析。また、東海東
京証券でも投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価も3
000円から3980円に引き上げ。受注底打ちや在庫調整終了への期待などが背景と。

<3856> エーバランス 2356 -221
大幅反落。前日に、連結子会社とのSPACによる米ナスダック上場の進捗を発表。想
定よりも米SECの登録審査プロセスが長期化しており、BWAQでは買収を実現するため
の期限を4月2日から11月2日まで延長することなどを議案とする株主総会の招集通知
を発表しているもよう。同社資金調達の遅れにつながるとしてネガティブ視される
形に。

<6701> NEC 10325 +145
大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」か
ら「オーバーウェイト」に、目標株価も9200円から12200円に引き上げた。低収益事
業モニタリングによってITサービスの収益が順調に改善していること、防衛予算倍
増を背景にANSの収益拡大が予想されることなどから、業界内では相対的に増益モメ
ンタムが強いと評価。26年3月期調整後営業益は3150億円と予想している。

<7261> マツダ 1672.5 -112
大幅反落。同社の他に日産や三菱自動車などの自動車株も本日は下落率上位となっ
ている。為替市場でドル安円高の動きが強まっていることが背景、ドル円は一時148
円60銭台にまで下落している。FRB議長議会証言を受け、米国の将来の利下げ転換期
待が高まる一方、日本銀行のマイナス金利政策は3月にも解除されるとの観測が強ま
り、先行きの金利差縮小が意識される状況となっているようだ。

<3681> ブイキューブ 297 -33
急落で下落率トップ。第三者割当による新株予約権の発行を発表している。割当先
は香港の機関投資家の関連会社。潜在株式数は480万株となり、発行済み株式数の2
4.25%に相当。潜在的な株式価値の希薄化を警戒する動きが優勢になっている。調
達資金は概算で約19.5億円となり、財務内容健全化に向けた有利子負債の削減、研
究開発投資資金などに充当するもようだ。

<8524> 北洋銀行 462 +28
大幅続伸。本日は銀行株が全面高する展開になっている。3月18-19日に予定されて
いる日銀金融政策決定会合において、一部出席者がマイナス金利政策の解除が妥当
だと意見表明する見通しであることが分かったと報じられている。会合直前の15日
には連合が春闘での賃上げ率について第1回目の回答集計結果を発表する予定でもあ
り、結果次第では、3月会合におけるマイナス金利解除の可能性が視野に入ることと
なる。

<4171> グローバルI 1598 +244
一時ストップ高。フランスのAIソフトウェア開発企業であるレポートリンカー社と
業務提携、提供サービスを販売することになったと発表。レポートリンカー社はAI
を搭載した市場・競合分析プラットフォームを開発・提供する企業で、同プラット
フォームは、工数の掛かるリサーチ作業をAIにより自動化、戦略的なインサイトを
提供するために設計された市場および競合企業情報の検索プラットフォームとなっ
ている。

<9697> カプコン 6168 +202
大幅続伸。前日に配当予想の引き上げを発表している。24年3月期末配当金は従来計
画の27円から38円にまで引き上げ、年間配当金は前期比2円増の65円としている。前
期には40周年記念配当10円が含まれている。同社は連結配当性向30%を基本方針と
している。また、同時に3月末の株式分割実施も発表している。1;2の株式分割とな
り、流動性の向上などにつながるとの期待も先行。

<7012> 川崎重 4813 +248
大幅続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標
株価も3500円から5000円に引き上げている。防衛事業の拡大、民間航空機の機体出
荷の増加、半導体ロボットの回復などにより、25年3月期以降の事業利益は高成長を
見込むとしている。25年3月期調整後営業利益は前期比2.8倍の1220億円を見込んで
いるもよう。防衛事業の規模拡大は重工他社比でみても最も恩恵が大きいと指摘。
《ST》

フィスコ

最終更新:3/7(木) 15:28

フィスコ

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング