欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル選好地合い継続も日本の為替介入に警戒

6/24 17:25 配信

フィスコ

下記の通り修正します。(誤)  (正)  24日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。ドル選好地合いが続き、約2カ月ぶりに160円を目指す見通し。ただ、日本政府から円安けん制が相次いでおり、為替介入への警戒感から節目付近では売りが強まる。

前週末に発表された米国のPMIは製造業が3カ月ぶり高水準、サービス業は好不況の節目50を大きく上回り、引き締め的な金融政策の長期化に思惑が広がった。それを受け米金利高・ドル高に振れユーロ・ドルは1.0670ドル台に軟化、ドル・円は159円後半に浮上した。週明けアジア市場で米10年債利回りの上昇一服で、ドル買いはいったん収束。ドル・円は160円を目指すものの、日本の円安けん制でやや伸び悩んだ。

この後の海外市場はドル・円の行方が注目される。予想外に強い米PMIが改めて材料視され、連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派的な政策スタンスを見込んだドル買いに振れやすい。ただ、今週末のコアPCE価格指数は前回から低下が予想され、インフレ鈍化の可能性から一段のドル買いは入りづらい。また、4月末に160円を上抜けた直後に日本が大規模な為替介入に踏み切ったことから、警戒感によりドルの上値は重くなる。

【今日の欧米市場の予定】
・17:00 独・6月IFO企業景況感指数(予想:89.6、5月:89.3)
・23:30 米・6月ダラス連銀製造業活動指数(予想:-15.8、5月:-19.4)
・03:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演(金融政策と経済)

《CS》

フィスコ

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最終更新:6/24(月) 17:28

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