前場コメント No.4　多摩川ＨＤ、オートウェーブ、サンネクスタＧ、大塚商、大日印、ＴＤＣソフト

★9:10　 多摩川ＨＤ－大幅続落　通期営業益を下方修正　一転赤字へ
　多摩川ホールディングス<6838>が変わらずを挟み大幅続落。同社は8日、24.3期通期の連結営業損益予想を従来の6600万円の黒字から2.0億円の赤字（前期は2.6億円の赤字）に下方修正すると発表した。
　
　再生可能エネルギー事業において、経済産業省の認定手続きの厳格化がなされ、当初予定していた連系が遅延したことにより売電開始時期が遅れたため発電所販売の数を期初計画から減少せざるを得なくなったことを踏まえた。

★9:11　 オートウェーブ－急騰　期末配当予想を増額　1円増配へ
　オートウェーブ<2666>が急騰。同社は8日、24.3期の期末配当予想を従来の2円から3円（前年同期は2円）に引き上げると発表した。年間配当予想は3円（前期は2円）となる。
　

★9:12　 サンネクスタＧ－買い気配　通期最終益を上方修正　ベネワン株売却で
　サンネクスタグループ<8945>が買い気配。同社は8日、24.6期の連結純利益予想を従来の4.8億円から19.3億円（前期比4.0倍）に上方修正すると発表した。
　
　第一生命ホールディングス<8750>によるベネフィット・ワン<2412>の普通株式に対する公開買い付けが成立し、同社が保有するベネフィット・ワンの普通株式全てを売却した場合に、投資有価証券売却益を特別利益として計上する見込みであることを踏まえた。

★9:14　 大塚商会－ＳＢＩが目標株価引き上げ　PC売上高は25.12期にピークを迎えると予想
　大塚商会<4768>が3日続落。ＳＢＩ証券では、PC売上高は25.12期にピークを迎えると予想。投資判断「買い」を継続、目標株価を7600円→7700円と引き上げた。

　ＳＢＩでは、直近の決算を踏まえ24.12-25.12期営業利益予想を前回予想比-1％/-1％とそれぞれ修正。売上高の大まかな見方は変わっていないが、販売管理費における人件費上昇などを考慮し、販売管理費予想を前回予想から増額修正した。
　24.12期から25.12期にかけては、PCの買い替え需要が業績に大きく貢献するとみており、25.12期にPC売上高はピークを迎えると予想。そのため、25.12期に向け営業増益率が高まると予想している。

★9:14　 大日本印刷－大幅続伸　2000万株・500億円を上限に自社株買い　消却も発表
　大日本印刷<7912>が大幅続伸。同社は8日、2000万株・500億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年3月11日～9月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は8.31％となる。

　併せて、1500万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は3月19日。消却前の発行済株式総数に対する割合は5.13％となる。

★9:15　 ＴＤＣソフト－急騰　1株を2株に分割　基準日は3月31日
　ＴＤＣソフト<4687>が急騰。同社は8日、株式分割を行うと発表した。3月31日を基準日として、1株につき2株の割合をもって分割する。