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投稿コメント一覧 (4コメント)

  • 製薬OBです。武内氏の経歴から、つまり保険代理店10年⇒バイオベンチャー(約5年、主に営業マーケ担当担当)⇒不動産業、約4年⇒2番目のバイオベンチャー(10カ月?、CFOとして資金調達対応?)⇒ラクオリア(4年、主としてリストラ対応)⇒2018年バイオベンチャーを共同創業であり、ひいき目にみてもサイエンスにかかわったのは最近の2-3年と判断される。その経験だけでラクオリアの低分子、イオンチャネルのパイプラインを評価し、政策を推進することはあり得ない。創薬のリーダーは、膨大な海外・国内の科学論文を精査し、自分で研究し、成果に結びつけるという地道な努力を捧げ、判断力を養ってきた方々ばかりであり、少なくとも2-3年の経験だけでサイエンスの判断のできる取締役適任者ということは客観的にあり得ない。

  • 今回の現経営陣と株主提案側の対立は、新薬を患者に届けることを第一義とする研究者を中心とする現経営陣と、株価ありきの株主利益を第一義とする株主提案側の対立のように見える。株主提案側は株価の乱高下をすべて経営幹部の責任として、その無能ぶり、社長の極悪非道を主張されていますが、現実とは異なります。株価に不満を持つ株主を煽る効果となっていることは残念です。現実を見るためには客観的事実が重要であり、そのヒントは、韓国HKイノエン社、あるいは米国エランコ社のホームページ等が参考になります。
    HKイノエン社ウェブには、テゴプラザンの中国・中南米・東南アジアでのフェーズ3あるいは申請準備の状況が随時細かく報告されており、またエランコ社ウェブではガリプラント、エンタイスの順調な成長、新規エルーラの投入など、株主の望む2022年から2024年の収益拡大の基盤が完成してきました。今後はそこから得られた収益をベースに、次の開発候補品群の進展に期待したい。収益基盤の体制整備ができてきた状況であり、今後株主対応の改善は必要だと思いますが、研究者を中心とした現体制を完全に変えることにはリスクを感じる。株主提案はユビキチンの導入以外、現体制の目指すところと変わりませんが、新規の案件は研究者の精査の上実施されるべきと考えます。

  • ラクオリアのグローバルな収益基盤は徐々に整ってきているので、今後4-5年は収益の拡大が予想されます。そしてどのような方が経営者になっても経営は改善する段階に来ています。今後の課題は、生まれた収益をさらに、研究投資あるいは開発投資につぎ込み、次世代のグローバルな候補品を育てる、ということでしょう。株式市場は売買によって成り立っているので、株価だけを見て売りたい人は、売ることをお勧めしたい。必ず買いたい人は現われます。しかし、将来の大きな果実を目指すことも、個人投資家の考え方だと思います。

  • 多くのバイオベンチャーは赤字を継続し苦難の経営を余儀なくされる中で、ラクオリアは動物薬2製品のエランコ社によるグローバル展開、カリウムイオン競合型アシッドブロッカーの韓国での成功、さらに中国・中南米・東南アジアでの展開、イオンチャネルP2X7受容体拮抗薬の旭化成ファーマとの協力によるイーライリリー社へのグローバルライセンス供与と、着々と地歩を固め、今後大きな開花が期待されます。また新規特許も着実に積上げが進行しています。これを築いたのは、元社長の長久厚氏に始まり谷社長、社員皆様の地道な努力以外にはない。医薬品の一歩先はあらゆるリスクが想定され、不成功も数多いと思うが、今後も着実にその一歩を進めてほしい。谷社長には、お疲れさまでしたと申しあげたい。バイオベンチャーの株価に乱高下は避けられないが、全体の流れをよく見て行動し、投資はあくまで自己責任であることを改めて自覚したい。

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