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No.1744
ソフトバンクグループ1兆円超え…
2020/04/17 13:39
ソフトバンクグループ1兆円超え営業赤字 ネット上で“損さん”称賛のワケ
ケタが違った。孫正義氏(62)率いる「ソフトバンクグループ」が13日、2020年3月期(19年4月~20年3月)の連結営業損益が、1兆3500億円の赤字になる見込みであることを発表した。連結純損益は7500億円の赤字。
前年同期は2兆3539億円の黒字だった。巨額赤字の原因は新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な株式市場の悪化にある。
3月末には出資先の一つで英米に拠点を置く衛星通信ベンチャー「ワンウェブ」が破綻。大枚をブチ込んできた共有オフィス「ウィーワーク」も経営難で株価が急落し、計8000億円の営業外損失を計上した。
ソフトバンクGはすでに3月に自己株式取得と負債削減のため、4兆5000億円の資産売却を発表している。
そんななか、ネット上では孫氏に「ありがとう」の声が噴出している。理由の一つは、ひと月3億枚のマスクの無償提供を宣言したことだ。
同氏はツイッターで「出来ました。世界最大マスクメーカーBYD社と提携し、SB用製造ライン設立」と投稿。“アベノマスク”の1世帯2枚だけとはエライ違いだ。
もう一つは、1兆円を超す赤字を堂々と発表したことに対してだ。
一方的な休業要請に、飲食店をはじめとした経営者は苦しんでいる。それでも「1兆円の赤字に比べたらまだマシ」「なんか勇気づけられた」「大赤字でもマスクを提供するのだからすごい。自分の悩みがバカみたいに思えてきた」と、孫氏の“生き様”に励まされた人が続出しているのも事実だ。 -
No.1360
◇東証前引け 大幅反発、米経済…
2020/04/17 12:00
◇東証前引け 大幅反発、米経済再開の期待で 海外勢が買い
17日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、前日比492円15銭(2.55%)高の1万9782円35銭で前場を終えた。トランプ米大統領が16日に新型コロナウイルスの感染者が少ない地域から経済活動の再開を認める新指針を発表し、米景気の悪化が一服するとの見方から買いが入った。先物を売り持ちにしていた短期筋が買い戻しを進め、日経平均は上げ幅を拡大した。
米国の経済活動再開や新型コロナ治療薬への期待を背景に、日本時間17日午前のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の時間外取引で、米株価指数先物が大幅高となった。17日の米株式相場が上昇するとみた投資家から買いが優勢になり、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。市場では「CTA(商品投資顧問)など相場の基調を判断して取引する海外勢が買いに動いている」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。
半面、日本政府が16日に緊急事態宣言の対象を全国に広げた。外出自粛による国内の経済活動停滞の影響が大きくなるとの警戒感から、陸運など一部の内需関連銘柄に売りが出た。
中国国家統計局が17日発表した2020年1~3月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比6.8%減と、四半期ベースで統計を遡れる1992年以降で初めてマイナスとなった。もっとも新型コロナの影響でマイナス成長を見込む声が支配的だったため、発表直後の相場への影響は限定的だった。
<東証>ソフトバンクGが堅調 …
2020/04/17 15:00
<東証>ソフトバンクGが堅調 中国ネット小売統計でアリババ株に買い
(14時20分、コード9984)ソフトバンクG(SBG)が堅調に推移している。前場に一時前日比334円(7.5%)高の4764円まで上昇し、後場も引き続き高い。17日の香港株式市場で中国の電子商取引最大手のアリババ集団(@9988/HK)が5日続伸。211.8香港ドルまで買われ、上昇率は一時4%を超えた。アリババ株を保有するSBGにも買いが集まっている。
香港市場でアリババ株は1月中旬に227.4香港ドルの高値を付けた後、下げに転じ、3月19日に167.6香港ドルの安値を付けた。安値からきょうの高値まで2割以上戻している。
中国国家統計局が17日発表した2020年1~3月の社会消費品小売売上高(小売売上高)は前年同期と比べて19%減ったが、現物商品のオンライン小売売上高に限ると、1~3月は1兆8536億元と5.9%増え、伸びは1~2月の3.0%増から加速した。「中国のネット通販の堅調さを示し、アリババ株の買いにつながっている」(証券ストラテジスト)との声があった。