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投稿コメント一覧 (55コメント)

  • >>No. 920

    長江さんが技術情報協会でこの話をするのですか。技術情報協会では、血液脳関門通過技術に関する既知の知見に基づく話しかしないと思いますが。

    決算短信で「BBB通過を可能とするキャリアペプチドに関心を持つ企業から数多く問合せを受けており」と記載があるとおり、これもビッグビジネスですね。これまでBBBを通過できなかったが故に残念ながら開発を諦めざるをえなかった有望な化合物が本来の力を発揮できるかもしれないチャンスです。製薬会社にとって、喉から手が出るほど欲しかった技術です。

  • >>No. 559

    画期的なものをつくれば、1つの化合物だけでも時価総額が1兆円以上増えるようなインパクトがあるのが創薬の世界なのです。窪田会長は2020年台のどこかで時価総額4兆円になるのではないかと、控えめな見通しを述べておられるようですが、ペプチドリームにとって時価総額4兆円というのはあくまでも通過点にすぎないと思います。

    ペプチドリームという会社は、それだけ世界中の患者さん及び世界経済へ貢献できる会社だということです。

  • 「50年来続いたペプチドの合成技術を完全に入れ替えるような技術。たとえば、これまで馬車で走っていたのが、急に宇宙旅行に行くような変わり方。あとはこの工場で使うだけ。」

    何度読んでもしびれる。日本発の産業革命ですな。

  • 「塩野義の将来の成長プランは? 手代木社長インタビュー with UBS証券アナリスト関氏(2017年11月22日)」より抜粋

    ・・・最初、我々の研究部門さえ信じていませんでした。「気に入らない?」「大丈夫だ、それなら試してみましょう」と賭けに出ました。低分子領域で散々失敗した2、3プロジェクトを出して、嫌々ながら「OK、試しましょう」と返しました。18ヵ月後、彼らはリード化合物を持ってきました。これは低分子領域では難しいものばかりです。研究員たちは、「手代木さん、これは面白い」と言いました。・・・


    →塩野義の研究者でさえ、PDPSの凄さを知ったのは、つい最近のことです(2016年)。
    これから人類の歴史に刻まれることになるような出来事が進行していくのではないでしょうか。

  • GW中にメディアの記事を網羅的に読み直してみましたが、まだ、ほとんどの人がこの技術の凄さを実感を持って理解できていないし、実際にペプチド医薬が上市したとき何が起きるのかを想像できていないようですな。治験が進行するにつれて徐々にベールを脱ぐことになると思うが、世の中の反応が今から楽しみですわ。

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    「(抗体医薬よりも)もっと低分子医薬によったところで抗体医薬と同じことができれば製薬業界がガラリと変わるというのは誰もがわかっている。それを実現するために何がいいかといえば、ペプチドがその最有力候補なんです。だけど具体的にどうやって実現できるのか、そのアイデアは当時(東大で研究を始めたころ)誰も持っていなかった(菅教授)」

    ユニークな発想と智恵、20年で培った技術で菅教授が開発した特殊ペプチドは、想像を超えた形をしているそうだ。製薬会社の研究員にX線でその結晶を見せると、ほとんどが「これなら薬がつくれるに違いない!」と確信するという。もちろんそんなにすぐに薬は開発できないが、それさえ乗り越えれば、かなり大きな“ゲームチェンジ”が製薬業界で起きる可能性があると菅教授は考えている。(Forbes 2016/1/26)

  • さっきの文章、少しわかりにくかったかもしれないので、もう一度。

    ペプチドリーム社は、ペプチド創薬についての莫大なデータを蓄積しているでしょうが、それは社内に蓄積するデータであって決して社外に出てくることはないですわな(文献を出すことはあり得ません)。

    AIはデータがないと学習できないので役に立たない。創薬においてAIをツールとして活用するために最も有利なポジションにいるのがペプチドリームじゃないですか?ペプチド創薬クラスターの中心にいて、ペプチド創薬の情報はなんでもペプチドリームに集積してくる立ち位置にいます。しかも、既に東工大やモジュラスなどコンピュータサイエンスを得意とするところと提携して、しっかりと手を打っている。AIにより更に進化するというのは、そういう意味。AIを活用して、どんどんパワーアップするペプチドリームが楽しみです。

  • 「【ABCトランスポーター阻害剤について】特に結合部位があるようには見えない。にもかかわらず、特殊ペプチドは結合部位を正しく認識して、ピタッと結合して3本のヘリックスの動きを止めることでドラッグトランスポーターのアクティビティを抑える。これを人間がデザインすることは不可能。
    ペプチドリームは、このようなペプチドをもっともっと持っている。そして、PDPSを活用すれば1~2週間というスパンで多様な化合物を発見することができる。」

    これは新しいネタではありませんが、以前の菅先生の講演から一部分を抜粋したものです。
    時間があったので、久々に見直してみました。
    これは古典的なヒットファインディング(HTS)に携わっている人にとっては、驚愕のブレイクスルーです。

    このブレイクスルーが本物であることは、世界のメガファーマは既に知っている訳ですが、日本の証券市場はまだ知らないようです。

    そして、最近、塩野義の澤田さんが決算説明会で素晴らしいコメントを残してくれました。
    「PDPSを使うことで、より早いタイミングで、非常に難しいターゲット(※)に対してリード化合物をとることができるようになるということを感触として得ることができた。」
    (※)塩野義が低分子創薬で失敗したターゲット

  • 「この生産新会社は、当社グループの“もの造り”のバリューチェーンの中核として、今後、生産技術の革新的な発展を進めてまいります。塩野義製薬が創製した新薬を、高い品質を確保しつつ、グローバルでも競争できる価格で製造し、国内外の市場に向けて安定供給していくことを目指してまいります。」

    塩野義は製剤のCMOとしてもグローバルサプライヤーになろうとしているのか。
    大阪が世界の製薬の中心地になるということか。これは心強い。

  • ペプチドリームとしては、ペプチスターのすぐ隣に製剤バルク製造→最終製品化を安心して任せられる工場があるのですから、安心ですね。塩野義の製剤技術は一流ですから。
    特殊ペプチド原薬をペプチスターで製造して、その原薬を隣の工場で製剤化して最終製品に仕上げるという流れ。全く無駄がなくて素晴らしい。

  • 10年後には、製薬業界が劇的な変化を遂げている。つまり、世界創薬はPDPSがデファクトスタンダードとなっている。そして、ペプチスターの特殊ペプチド製造が日本の基幹産業として君臨し、世界中へ医薬品原薬の供給を行っている未来が容易に想像できる。

    基幹産業とは
    「基礎産業ともいう。経済学的に厳密な定義づけがある用語ではないが,一般に一国経済の発展の基礎をなす重要産業をいう。通常,鉄鋼業,電力などのエネルギー産業,機械工業,化学工業などをさし,鉄道,海運業などを含める場合もある。いずれも産業の発展にとって必要な基礎資材,エネルギー,資本財を生産する役割をにない,これら産業の成長なくしては産業全体の発展もありえない。また,単に生産力だけでなく,産業全体の雇用,設備投資,輸出額の動向に大きな影響を与える力をもっている。」

  • 塩野義では、PDPS技術移転がまだ完了していない(?)時点で、すでに3つのプロジェクト(共同研究プロジェクト4件と合わせると合計7件)がスタートしている模様。

    既に運用が始まっている各社では、どれくらいのプロジェクトがスタートしているのだろうか?全部合わせると堅く見積もっても40以上か?

    ブリストル・マイヤーズスクイブ〔3年4か月〕
    ノバルティス〔1年10ヵ月〕
    リリー〔10ヵ月〕
    ジェネンテック〔11ヵ月〕

  • HTSだと数年間かけてヒット化合物を取ろうとしたが、その結果失敗するというケースもよく起きるようです。
    PDPSだと1ヵ月~数か月(どんなに難しいターゲットでも1年以内)でヒット化合物が取得できます。ターゲットのタンパク質のポケットの情報も取得できます。だから、タンパク質のポケットがどのような構造の化合物を欲しがっているのかも分かります。低分子化した方が有利なら、低分子化もできます。
    近い将来、PDPSを使わないと新規ターゲットの新薬は出てこないということが、(創薬に携わっている人であれば)誰の目にも(勉強不足なアナリストにも)明らかになる時がくると思います。

  • 通常の手法(HTS;ハイスループットスクリーニング)だとヒット化合物を取るだけでも数年間を要します。全く取れない場合もあります。
    PDPSだと1年でリード化合物までたどり着く場合もあるようです(2016年9月帝人ファーマ、2017年6月塩野義)。塩野義の案件は、HTSでは失敗したターゲットだそうです。

  • 塩野義のR&D説明会(2018年3月15日)をじっくり拝聴したが、医薬品アナリストの方々はPDPSの価値をほとんど理解されていないようですな。製薬会社がヒット化合物を取得するのにどれだけ苦労しているか、そして、PDPSを使えばいかに短期間でヒット化合物を得られるのか、全くわかっていない。もう少し勉強された方がよいと思うが。

  • Amgen社は1980年に3人で設立され、10年後の1990年には時価総額3500億円の企業にまで成長していたが、ペプチドリーム社も2006年に設立された10年後の16年には東証1部で同じく時価総額3500億円となり、これまで順調な成長の軌跡を描いている。・・・

    なるほど、なるほど

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