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No.385
日経平均、米ハイテク株高追い風…
2024/05/29 08:11
日経平均、米ハイテク株高追い風(先読み株式相場)2024年5月29日 7:59
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL290870Z20C24A5000000/
29日の東京株式市場で日経平均株価は反発しそうだ。前日の米ハイテク株高を支えに東京市場でも買いが先行するだろう。半面、国内の長期金利が上昇基調を強めていることが相場の重荷となり、積極的に上値は追いづらい。日経平均の上値めどは前日終値(3万8855円)から150円ほど高い3万9000円近辺とみられる。
28日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は0.58%上昇し、連日で最高値を更新した。資金調達を公表した人工知能(AI)関連の新興企業が半導体を大量に購入するとの観測からエヌビディアが大幅に上昇し、他の半導体関連銘柄にも買いが波及した。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1.85%上昇した。東京市場でも半導体関連に買いが先行し、日経平均の上昇につながるだろう。
もっとも、積極的に日本株の上値は追いにくい。28日の国内債券市場で長期金利は一時1.035%と約12年ぶりの高水準をつけた。日銀が6月の金融政策決定会合で国債買い入れの減額など金融政策の正常化に向けた動きをさらに進めるとの見方から国内金利に上昇圧力がかかっている。
28日の米債券市場で長期金利は4.5%台に上昇した。この日発表された5月の米消費者信頼感指数は市場予想を上回った。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は28日の米CNBCの番組で、利下げが適切になるには「さらに多くの月にわたる(インフレ鈍化を示す)ポジティブなデータ」が必要との考えを示した。米景気の底堅さを背景に利下げの開始時期が遅れるとの見方があらためて広がっている。ダウ工業株30種平均は前週末比216ドル(0.55%)安の3万8852ドルと3週間ぶりの安値で終えた。日本株も朝方の買い一巡後は失速し、国内金利がさらに上昇するようなら下げに転じる展開も想定される。
日本時間29日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇した。6月物は前日の清算値と比べ100円高い3万8950円で終えた。
米国ではウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演が予定されている。 -
No.448
☆今日の株式 小動きか 米休場…
2024/05/28 08:05
☆今日の株式 小動きか 米休場で手掛かり不足 2024年5月28日 8:03
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL2803P0Y4A520C2000000/
28日の東京株式市場で日経平均株価は小動きか。日銀による早期の金融政策の正常化が意識され、国内金利の先高観が強まっていることが株式相場の重荷となる。前日の米株式市場が祝日で休場だったため、手掛かりが乏しい。投資家は引き続き様子見姿勢で、日経平均は前日終値(3万8900円)を挟んで上下100円ほどの動きとなりそうだ。
27日は米国と英国の株式市場が休場だった。新規の材料が少なく、28日の東京市場は投資家が持ち高を一方向に傾ける動きが広がりにくい。27日の欧州株式市場でドイツ株価指数(DAX)が前週末比0.43%高、フランスCACが0.46%高で終えており、投資家心理の支えとなりそうだ。
東証プライム市場の売買代金は前日に今年最低を記録し、きょうも薄商いが想定される。相場に影響しやすいニュースなどが出れば、投機筋の売買が活発となって値が飛びやすくなる可能性がある。
28日早朝の大阪取引所で日経平均先物は上昇した。6月物の清算値は前日の清算値に比べて50円高い3万8980円だった。
個別ではアイシンが注目されそうだ。27日に自動車部品のエクセディとの資本提携を解消すると発表した。アイシングループで保有する1623万400株の全てを売却する。売却で得た資金は電気自動車(EV)関連製品などの開発や株主還元に振り向ける。
28日は日銀が4月の企業向けサービス価格指数を発表する。セブン&アイ・ホールディングスの株主総会が開かれる。学びエイドが東証グロース市場に上場する。海外では5月の米消費者信頼感指数が発表される。 -
No.363
日経平均、米ハイテク株高が追い…
2024/05/27 08:06
日経平均、米ハイテク株高が追い風(先読み株式相場)2024年5月27日 8:01
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL2612Y0W4A520C2000000/
27日の東京株式市場で日経平均株価は反発か。前週末24日の米株式市場で主要株価指数が上昇した流れを受け、東京市場では買いが優勢となりそうだ。前週末に日本株が下げた反動で見直し買いも入りやすい。日経平均は24日終値(3万8646円)に比べて300円以上高い3万9000円が上値メドになる。
24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに小幅に反発し、前日比4ドル(0.01%)高の3万9069ドルで終えた。米国のインフレ圧力の根強さが後退したとの見方が支えとなった。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発し、1.10%高となり過去最高値で終えた。
前週末のハイテク株を中心とした米株高の流れを受け、週明け27日の東京市場では買いが先行しそうだ。日本時間25日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物6月物は上昇し、前日の清算値と比べ200円高い3万8800円で終えた。先週に好決算を発表した米半導体大手のエヌビディアが2.57%高と続伸したことで、主力の半導体銘柄に物色が向かいそうだ。
もっとも、買い一巡後は伸び悩む展開が想定される。最近の日経平均は心理的な節目となる3万9000円前後の水準で利益確定売りや戻り待ちの売りが出ている。27日はメモリアルデーの祝日で全米市場が休場となるため、持ち高調整の売りも出やすい。
個別では、ニデックに注目だ。24日に過去に公表した有価証券報告書と決算短信の一部を訂正すると発表した。ミスを防ぐための内部統制に不備があったとしている。一方、350億円を上限とする自社株買いも発表している。
27日は日銀の植田総裁が日銀金融研究所主催の2024年国際コンファランスで開会挨拶する。内田副総裁の講演も予定されている。
つ
2024/05/29 18:27
つ