掲示板のコメントはすべて投稿者の個人的な判断を表すものであり、
当社が投資の勧誘を目的としているものではありません。
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日本アクアは、株価の本質的価値の考察や洞察力を鍛える事例として、非常に有意義な銘柄だ。
唯一の技術があり、配当利回りも高く、省エネや脱炭素等のトレンドもおさえた建付けでありながら、株価の突き抜け感がない。
やはり、そこには上昇を妨げるリスクが存在し、リスクを理解した上で、本質的価値を推定する必要がある。
例えば、考察されたリスクがどの程度の確率で起こりえるのか、中長期的に解消に向かうのか、リスクとリターンなど…基本的な事を学べる銘柄だ!! -
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あくまで参考ですが、日本アクアへの投資を見送った分を、日本動物高度医療センターに追加投資しました。この会社は動物の二次診療(高度医療)を専門とする企業で、数年前にビジネスモデル、経営戦略、財務などを総合的に判断して1単元だけ保有していました。
獣医師不足という構造的な課題があるため、成長速度はゆるやかですが、逆にそれが参入障壁になると考えています。ちょうど最近、日本の中核都市への展開が進み、全国網の完成が見えてきたタイミングだったので、少しですが追加で投資しました。
その結果、決算発表後に株価はストップ高となり、短期間で2倍になりました。決算と同時に発表された成長戦略が市場に評価されたのだと思います。
今後、成長戦略の実行にはM&Aが必要になると予想しており、そのための資金調達が行われる可能性があります。その際には一時的に株価が下がることも考えられるため、そこが追加投資のチャンスだと考えて、現在スタンバイしています。 -
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補足
ここへの投資を見送った理由として、財務の定量的な情報だけでなく、経営陣のコメントなど定性的な情報も判断材料にしました。たとえば、以下のような点です。
・シェア拡大戦略において、運転資金が不足した場合は借入金で賄うと明言している点
本来であれば、長期資金の調達などで手元資金を厚くしたうえで進めるべきであり、計画性や戦略性に疑問を感じました。
・累進配当方針や配当性向50%を掲げながら、現金が足りない場合は借入金で配当を支払うとしている点
資金繰りに対する備えが不十分であり、財務運営の計画性に欠ける印象を受けました。
・インフレによる原価高騰に対して、競合対策として価格転嫁を行わないとする方針(安売り戦略)
競争優位性の弱さや、利益確保への戦略的な視点の不足を示しているように思います。 -
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私が投資を見送った判断について「もったいない」とのご指摘ですが、これは結果論に基づく評価であり、投資判断の本質を見誤っているように思います。
投資とは、未来の不確実性に対して、限られた情報の中で合理的な選択を積み重ねていくものです。私が日本アクアへの投資を見送ったのは、回収サイトの長さ、営業キャッシュフローのマイナス、短期借入金依存、未収入金の膨張など、財務の構造的なリスクを踏まえたうえで、他の選択肢と比較して合理性が低いと判断したからです。
その後、株価が上昇したことは事実ですが、それは私の判断が誤っていたことを意味するものではありません。 むしろ、リスクとリターンの非対称性を理解していれば、結果だけで過去の選択を評価することの危うさが見えてくるはずです。 そうした見方は、いわゆる「結果論の誤謬」にあたるものだと思います。
リスクを過大視したのではなく、財務の不安定さや資金繰りの構造に疑問を感じたので、他の選択肢を優先しました。それは、慎重すぎたというより、「今の時点ではこの企業に投資する理由が見つからなかった」という判断です。投資は「分析と判断」の積み重ねですからね。 -
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アクアハジクンは隠れ防衛関連ちゃうか
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ログを辿ると今年の6/28に財務云々の警鐘を鳴らされているが、チャートを振り返ってみればむしろ買いの絶好のタイミングだったのでは?
その時は買いを見送ったとのことで。
もったいないことをされましたね。
株のリターンはリスクに対する対価。
リスクを軽視するのは問題ですが、過大視するのも考えものかと思います。
御多幸をお祈りしております。 -
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Sessa Partnersによるスポンサードレポートについては、過去に私も投稿しており、いくつか注意すべき点があります。下記にリンクを貼りましたので、よければご参照ください。
https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1835618/729fe7d2a78192c0e654613d1cb33c88/9/662 -
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投資において、IR資料やレポートを丁寧に読み込む姿勢は非常に重要です。さすらいさんのように情報を共有してくださる方の存在は、掲示板の質を高める意味でも貴重だと思います。
そのうえで、当該レポート(Sessa Partnersによるスポンサードレポート)については、過去に私も投稿しており、いくつか注意すべき点があります。下記にリンクを貼りましたので、よければご参照ください。
・資金繰り評価の矛盾
レポートでは「資金繰りはタイトではない」とされていますが、2024年通期決算では営業キャッシュフローがマイナスで、主因は売上債権と未収入金の増加と明記されています。評価と実態に乖離があります。
・売上債権の定義操作
売上債権回転期間の計算において、電子記録債権を「その他短期金融資産」、未収入金を「未収金・未収収益」として除外し、BSの科目名を変更することで、実質的な債権を小さく見せています。
・形式より実質を重視すべき
営業活動に起因し、恒常的に発生している債権は、形式にかかわらず売上債権として扱うべきです。資金回収リスクの評価には、実態ベースの分析が不可欠です。
また、こうしたレポートは個人投資家向けに書かれていることが多く、企業側の意図が反映されやすいため、客観性には注意が必要です。一次情報と照らし合わせながら判断することが大切だと思います。 -
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参考までに、6.4のリサーチレポートの中で、財務についての評価があります。https://www.n-aqua.jp/ir/result.html
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株価は美人投票だと考えていますので、合理的な結論付けには共感します。
ありがとうございました。 -
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こちらこそ、ありがとうございます。
未収入金について早計でした。色々と意見交換ができ、勉強になりました。
ここら辺で整理すると…確かに債権回収のリスクが目立ってきますね。民間と公共の割合、リスクヘッジできる保険があるのか、ないのか…債権の安全性について情報開示が欲しいとこですね。 -
787
おっしゃる通り、リスクとリターンのバランスを見極めることはとても大切ですよね。
私が日本アクアへの投資を見送ったのも、まさに財務リスクと期待されるリターンが見合わないと判断したからです。現状のシェア拡大戦略は、営業キャッシュフローがマイナスで、短期借入金に依存する構造では持続可能性に疑問が残ります。
さらに、ちょっとした経済ショックなどで債権回収が滞れば、現金が一気に不足し、資金ショートに陥る可能性もあると感じています。
こうしたリスク構造を踏まえると、他にも投資先候補がある中で、あえてこの企業に投資する合理性は見出せませんでした。もちろん、見方は人それぞれですが、私は財務の安定性と経営の戦略性を重視して判断しています。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。こうして丁寧に意見交換できたこと、とてもありがたく思っています。少しでも参考になればうれしいです。 -
786
話がそれてきたので、修正したいのですが…
要は、日本アクアの場合、配当利回りが高いのは、割安の理由にならなくて、見誤る原因になると。
やはり、そこは隠れたリスクを評価、観察した上で、リスクとリターン、適正な株価を考え、割安な値頃感を見極める必要があると言う事
リスクだけの説明は不安を煽るだけなので、リスクとリターンの関係を考えていきたいですね。 -
785
返信ありがとうございます。「未収入金は実質的に判断すべき」というお考えには私も同感です。実態を見て評価する姿勢はとても大切だと思います。
ただ、そのためには数値の計算自体も実質的に行う必要があるのではないでしょうか。形式的に未収入金を除外した数値を使ってしまうと、判断の材料がすでに実態とズレてしまい、本来の目的である資金回収リスクの評価が正しくできなくなる可能性があります。
特に日本アクアの場合、未収入金は恒常的に発生していて、営業キャッシュフローにも影響を与えていることから、形式よりも実質を重視した数値の把握が重要だと感じています。 -
784
言葉足らずのようでしたね
未収入金を形式的に判断されてるようでしたから、実質的な判断が必要だと考え、精査が必要だと説明したつもりでしたが…
数値は、形式的に計算しますが、判断は実質的にしますよ。 -
783
ご意見ありがとうございます。経営層が最終的に合理的な判断をすることはもちろん期待したいですが、企業運営では「リスクが顕在化する前に備えること」が何より大切だと思います。
資金繰りが厳しくなってからでは、選択肢が限られてしまい、資産売却や外部資金の受け入れ(希薄化リスク)など、株主にとって望ましくない対応を迫られる可能性もあります。しかも、日本アクアはすでに短期借入金に大きく依存しており、長期借入金はゼロ。これ以上の借入余地があるかどうかも不透明です。
実際、2024年通期決算では営業キャッシュフローがマイナスとなった主因が売上債権と未収入金の増加であると明記されており、すでに資金繰りに影響が出始めている状況です。
だからこそ、資金繰りが厳しくならないような戦略をあらかじめ立てておくことが重要だと考えています。経営の姿勢として、先手のリスク管理が行われているかどうかは、企業の信頼性にも関わる部分です。
私自身、日本アクアに投資を検討していた時期がありましたが、こうした経営戦略やリスク管理への姿勢に疑問を感じたため、投資を見送る判断をしました。他にも投資先候補は多くある中で、あえて財務リスクのある企業に投資する合理性はないと判断したからです。 -
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未収入金のリスク精査は重要かもしれませんが、それは売上債権回転日数の議論とは別の話です。
この指標の目的は、売上から現金化までの期間を把握し、資金繰りの健全性を評価すること。形式的に営業外だから除外するのではなく、営業活動に起因し、恒常的に発生しているかどうかが判断基準です。
実際、日本アクアの2024年通期決算では、営業キャッシュフローがマイナスとなった主因が売上債権と未収入金の増加であると明記されています。つまり、未収入金は形式上の区分にかかわらず、資金繰りに対して実質的にマイナスに作用している債権です。
さらに、有価証券報告書では未収入金の詳細な説明がなく、開示姿勢として不十分かつ不誠実であると感じています。これだけ財務に影響を与える項目であるにもかかわらず、内訳や発生理由が明示されていないのは、株主に対する説明責任を果たしていないと言わざるを得ません。
目的に照らして、形式よりも実質を重視する姿勢が財務分析では不可欠だと思いますよ。 -
781
仮に資金繰りが厳しくなるとすれば、さすがに経営層は、会社を守る合理的な判断を優先すると思いますが…
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780
確かに未収入金を入れると、回収サイトは長くなりますが、逆に未収入金を除けは標準的になります。未収入金は、本業以外の取引で発生するものですから、未収入金が、どれくらいリスクある債権かを精査する必要があると考えます。
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「いざとなれば配当を減らして資金繰りを改善できる」というご意見もありますが、日本アクアは累進配当制度を導入していて、配当性向50%を目標に掲げています。 この方針のもとでは、原則として減配はしないため、資金繰りが厳しくなっても柔軟に対応しづらい構造です。むしろ、状況が悪化したときのリスクを高めているように感じます。
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