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霞ヶ関キャピタル(株)【3498】の掲示板 2024/04/06〜2024/04/09

>>154

>特に不動産業平均PER比較で見れば割高でしょう。不動産業種は割高なのは、色々>と不確定な不安要素がある業種だからです。

しかし、まぁ、ここの住人はレベルが低いねぇ・・・

不動産業界が低PERなのは、「不確定要素」とか意味不明の理由ではなくて、端的に「有利子負債が多い」からです。
M&Aの教科書を読めば書いてあるとおり、企業価値の公式は
その企業が将来産む「キャッシュ」の「総和」を「現在価値に割り引いた」額から「負債」を差し引いた額が、その企業の企業価値です。

考えてみれば当たり前のことです。
企業を買収するときに、その企業が将来「キャッシュ」を生み出すから企業買収をするのです。不動産投資で「家賃」という「キャッシュ」を生むからマンションを買うのと同じです。
そのキャッシュを何年分見込むのか? その数年分のキャッシュの総和を現在価値に割り引く場合その割引率をどのくらいと見るのか? M&Aではここが難しいところですが、この難しい点は置いといて、知っておくべきは、最後に「負債」を差し引く点です。
企業を買収すれば、負債まで「くっ付いてくる」のですから、キャッシュの総和が多くても、そこから借金を返済したら幾らも残らないのでは、高い値段で買収できません。
ですから、最後に負債を差し引くのです。とすると、負債が多い会社は「企業価値が低い」ということです。

だから、負債が多い会社は、PERが低いのです。純利益の何倍の株価であるかを表すのがPERですが、負債が多ければ、買収価格が安くなるのですから、株価(株価というのは理論的には企業価値を発行株済み株式数で除したものです。)も安くて当然で、PERの倍率も低くなるということです。

以上を霞ヶ関キャピタルに当てはめると
まず、この会社の自己資本比率は前期末で25.4%ととても低いです。要するに有利子負債が多いです。ですから、他の不動産業者並の低PERでないとおかしいです。
しかも、この会社の営業キャッシュフローは2年連続「赤字」です。営業キャッシュフローが赤字ということは、企業価値の計算の上で一番大事な「キャッシュを生み出す」どころか、毎年「キャッシュを減らしている」ということです。
従って、この会社の企業価値はゼロです(正確には純資産額とイコール。株価はPBR1倍が妥当)。

企業価値の公式を知っている機関投資家が、この会社を空売りするのは、このためです。

ついでに、この企業価値の公式がいかに重要かを理解するために、金利の話しもしておきましょう。
「金利が上がると株価が下がる。金利が下がると株価が上がる。」この理由は企業価値の公式の「割引減価率」にあります。

割引減価率は国債の利回り(つまり長期金利)をベースにしていますから、長期金利が上がれば、割引減価率が上がります。逆に長期金利が下がれば、割引減価率も下がります。
つまり、金利が上がると、キャッシュの総和が一定でも、それを現在価値に直す割引率が高くなりますから、割引額が多くなって企業価値が下がり、企業価値を発行済み株式数で除した株価も下がるという関係になります。
逆に、金利が下がると、キャッシュの総和が一定でも、それを現在価値に直す割引率が低くなりますから、割引額が少なくなって企業価値が上がり、企業価値を発行済み株式数で除した株価も上がるという関係になります。

以上のとおり、株式投資では”企業価値の公式を常に頭に置いておく”必要があることをご理解下さい。

  • >>162

    クソ長い割に書いてることは教科書レベル未満。

    しかも業績急拡大による営業キャッシュフローの赤字を棚卸資産に言及することなく企業価値はゼロと言い切る悪辣さ。お主も悪よのう🤪

  • >>162

    私は企業会計の細かいことはわかりませんが、貴方のコメントは「公式」ばかりに頼って仕事ができない東大出身者を思い起こさせますね。いや、本当の元東大生の多くは、他人のことを「レベルが低い」などとは言わず、そう思っていても心の中に留めるだけの知性を持っており、こういうことをいう人は「自分は優秀なのに人はそれをわかっていない」というコンプレックスを抱いている人が多いと思います。

    「公式」が使えるのは条件が一定の時だけです。会社の設立が古く、すでに定常状態となっている会社と新興で発展途上の会社の財務を「公式」で比較することは無意味でしょう。また、「企業価値の公式を知っている機関投資家が、この会社を空売りするのは、このためです。」と書いていますが、これも誤りですね。昨年まで空売り機関は海運大手を大きく空売りしていましたが、その時点では海運大手は自己資本比率も極めて高く、営業キャッシュフローも大きくプラスでした。だから「公式」で空売りをしているのではないことは明白です。

  • >>162

    少し調べてみましたが、やはり貴方が書いていることは誤りですね。

    霞ヶ関の自己資本比率は前期末の25.4%から現在は40.9%となっています。これは昨年11月に増資をしたためでしょうが、現在の自己資本比率は不動産業でも非常に高いものとなっています。こんなに高い自己資本率の上昇も小規模の新興企業だから起こり得ることで、大手や古手の企業ではあり得ないでしょう。もし既成の企業がこの程度に自己資本比率を増加するための増資をすれば、株価は数日に渡って連日ストップ安となるでしょう。霞ヶ関も増資発表によって8,630円から翌日はストップ安となりましたが、そこからすぐに上昇し、数日前には2倍の株価となっていました。有利子負債倍率も前期の2.54から1.25となる予定ですが、こんなに改善することも非新興の不動産業ではあり得ないことです。

    営業キャッシュフローがマイナスであることも問題視していましたが、これも誤りですね。「黒字でも営業キャッシュフローがマイナスになる意味とは?オープンハウスの事例に学ぼう」というサイトを勉強してください。不動産業は事前に不動産を仕入れることが必要であり、それゆえ大きく発展させようとすると営業益はプラスなのに営業キャッシュフローはマイナスとなるとこのサイトに書いてあります。ちなみに霞ヶ関の棚卸資産(販売用不動産)は前々期の183.1億円から前期は231.7億円と、48.6億円増えていますので、この数値を営業キャッシュフロー(-79.3億円)に足して考えることが必要です。前々期の営業キャッシュフローは-121.1億円ですが、この期の販売用不動産増は131.8億円なので足すと営業キャッシュフローはプラスとなります。