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欧米 金融政策の掲示板

「もしトラ」米財務長官、元ソロスのベセント氏とポールソン氏有力か

2024年5月17日
ポールソン氏もパームビーチに自宅を所有し、離婚や法廷闘争に精通
ベセント氏は「マールアラーゴ」で今年数回会合を持ち注目された

トランプ前米大統領の目から見れば、1人はお金を産む「マネーマシン」であり、もう1人は 「スコット」という名前の男だ。

いずれも11月の米大統領選でトランプ氏が当選すれば、次期財務長官に就任する可能性がある。

ジョン・ポールソン氏

マネーマシンとは、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの価値下落を見越した投資を行い、150億ドル(現在の為替レートで約2兆3400億円)を稼げ出した。

トランプ氏が公に言及した唯一の人物であり、同じニューヨーク市クイーンズ生まれというだけでなく、フロリダ州パームビーチに自宅を所有し、厄介な離婚や法廷闘争に精通するという共通点もあり、哲学的に立場が似通っている。

もう1人の男、

スコット・ベセント氏は、

ソロス・ファンド・マネジメントの元最高投資責任者(CIO)で、マクロヘッジファンド運営会社キー・スクエア・グループの最高経営責任者(CEO)を今は務める。トランプ氏がパームビーチに所有する高級リゾート「マールアラーゴ」で今年数回会合を持ち、同氏の取り巻きだけでなく、最近は本人からも注目されるようになった。

トランプ氏は11日のニュージャージー州での集会で、

株式相場の「トランプ・ラリー」に賭けているというベセント氏の顧客宛て書簡を取り上げ、危うく同氏の名前も出すところだった。トランプ氏が本選で勝つと投資家が信じる限り、強気相場が続くとベセント氏は予想した。

「好調なのは株式市場だ。なぜ好調かと言えば、あらゆる世論調査で私がリードしているからだ。スコットもそう書いている...」とトランプ氏は言いかけ、「優秀な人々の一部がそう書いている」と発言を修正した。

「ウォール街の偉大な予言者の1人、スコット・ベセント氏に感謝する!」とトランプ氏は4日後にトゥルース・ソーシャルに投稿したが、財務省への言及はなかった。