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欧米 金融政策の掲示板

[5/17日 ロイター] -

米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は17日、
政策金利を据え置いたままでインフレ率はさらに低下するとの見解を改めて示す一方、今年に入ってインフレ率の改善は見られないとし、インフレ面の進展が停滞または反転した場合には利上げも辞さないとの姿勢を鮮明にした。

ペンシルベニア銀行協会での講演の準備原稿で

「昨年はインフレの鈍化にかなりの進展が見られたが、今年はまだそれ以上の進展は見られていない」と指摘。

「現在の金融政策スタンスは制約的な水準にあるとみられるが、インフレの進展が停滞もしくは反転したことがデータで示されれば、将来の会合でフェデラルファンド(FF)金利の目標レンジを引き上げる用意がある」と述べた。

消費者物価指数(CPI)など最近発表されたデータについては言及しなかった。15日に発表された4月のCPI上昇率は、前年同月比で3.4%と3月の3.5%から鈍化した。

ボウマン氏は「今後の政策スタンスの変更を検討するにあたっては、慎重な姿勢を崩さないつもりだ」と語った。