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ゆく株の流れは絶えずして、しかも、徒然なるままに……息抜きしながら探し物を…。の掲示板

>>482

最後に、インテグレイテッド・コア・ストラテジーズの直近の売り崩し例を紹介したいと思います。例はLIFULL(2120)の6ヶ月日足チャートになります。全体的に要所要所で空売りし、チャートが崩れたところで買い戻している様子がよく分かると思います。

ポイント①は、「25日移動平均線の突破を許さないための空売り」です。この売り増しによって下降トレンドがその後も継続していることが分かります。

ポイント②は、「200日移動平均線へのファーストタッチで下落させるための空売り」です。株価が戻りを試す形で長期移動平均線(200日移動平均線)に触れた場合、1回目のタッチなら長期移動平均線に押されて株価が下落することが多いのでエントリーしたのだと思います。もっとも、この時は残念ながら長期移動平均線で反発せずに上昇を続けています。

ポイント③は、「100日移動平均線で反発を確認後、6日移動平均線と25日移動平均線をデッドクロスさせるための空売り」です。LIFULLの株価は200日移動平均線で上げ止まらず、100日移動平均線でようやく反発しました。その後、ポイント③で移動平均線のデッドクロスが起こりそうだったので、強気に空売りしたのだと考えられます。

ポイント④は、「決算失望売りを利用した売り崩し」です。LIFULLは、2021年11月11日の決算で減損損失の計上により従来の黒字予想から一転、赤字に陥ったことを発表しました。さらに、翌期の利益予想もコンセンサスの半分程度だったことから、決算明け後に株価は暴落しました。

インテグレイテッド・コア・ストラテジーズはこの決算失望売りに乗じて大きく売り増し。下降トレンドを演出しています。そして、その後も戻りを試そうとするたびに売り崩し、株価を下落させています。