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カリナン原石を探せ!
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【中国肺炎死亡者と重症者は、おそらくBCGワクチン接種を受けていない人々に偏っている】

日本とポルトガルでは、BCGワクチン接種が義務付けられていなかった年齢層だけが死亡しています。

日本では、1951年以降のすべての赤ちゃんがBCGワクチン接種を受けており、日本のコロナウイルスによる死亡者は、1951年より前に生まれた高齢者に大きく偏っています。死亡者45人中44人が70歳以上でした(3月26日現在、新型コロナウイルス国内感染の状況|東洋経済オンライン)。

ポルトガルでは、BCGワクチンは1965年から2017年まで義務付けられており、これは3歳から55歳までがワクチン接種を受けていることを意味します。そして死亡者は50歳以上にしか見られていないようです(3月27日現在、NOVO CORONAVÍRUS COVID-19 RELATÓRIO DE SITUAÇÃO)。


◎現時点では仮説 高齢者への知見は「十分とは言えない」

世界的に新型コロナウイルス感染症の拡大が続くなかで疫学的に、日本をはじめ、BCGワクチンを幼少期に接種した国で、新型コロナウイルス感染症の患者数や重症者数が少ないことが指摘されている。オーストラリアなどでは、BCGの有用性を検証する治験をスタートさせている。まだエビデンスは確立されておらず、”BCGワクチンが新型コロナウイルスの感染を予防する”というのは、現時点では「仮説」に過ぎない。ただ、新型コロナウイルスに対する治療薬やワクチンが確立されていないなかで、高齢者をはじめとした一般の人から接種を要望する声が強まっている状況にある。

こうした状況を踏まえ、日本ワクチン学会、日本小児科学会、日本結核・非結核性抗酸菌症学会は相次いで適正使用を求める声明を発表した。日本ワクチン学会は、「“新型コロナウイルスによる感染症に対して BCG ワクチンが有効ではないか”という仮説は、いまだその真偽が科学的に確認されたものではなく、現時点では否定も肯定も、もちろん推奨もされない」と強調。「本来の適応と対象に合致しない接種が増大する結果、定期接種としての乳児への BCG ワクチンの安定供給が影響を受ける事態は避けなければならない」と訴えている。特に、高齢者については「知見は十分とは言えない」としている。

日本結核・非結核性抗酸菌症学会は、「日本高齢者、免疫力の乏しい易感染者に接種することで、BCG 自体による全身性感染症を含む、重篤な副反応が生じる事例がある」ことも指摘している。

● BCGワクチンには限りがある。