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NY市場サマリー(29日)円急騰・日本当局が介入か、利回り低下 テスラなど株続伸
2024年4月30日午前 7:12 GMT+92分前更新

<為替> 日本円が対ドルで序盤に付けた34年ぶりの安値から一時約5円高と急騰した。市場では日本当局が1年半ぶりに円買い介入を実施したとの見方が広がった。
ドル/円は取引時間中に一時160.245円と1990年以来の高値を付けた後、一時154.4円に急落。介入観測が広がった。
終盤は1.47%安の156.01円。日本はゴールデンウィーク期間中でアジア時間の商いは通常よりも乏しかった。ドル/円は正午過ぎに再び急落し、6分間で156.495円から155.05円に下落した。
神田真人財務官は29日午後、外国為替市場でドル/円が乱高下し、市場で介入観測が広がったたことについて、「為替介入の有無については申し上げない」と述べた。過度な変動による悪影響は「看過しがたい」とし、「必要に応じて適切な対応をする」と語った。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は関係者の話として日本当局が介入したと報じた。

<債券> 国債利回りが低下した。市場では今週開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)のほか、週内に発表される重要な経済指標が注目されている。
米連邦準備理事会(FRB)は4月30日─5月1日に開くFOMCで金利据え置きを決定するとの見方が大勢。パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で経済見通しについて慎重な姿勢を示し、インフレ高止まりと労働市場の逼迫に関するリスクを指摘すると見られている。
終盤の取引で10年債利回りは4.1ベーシスポイント(bp)低下の4.628%。
30年債利回りは3.2bp低下の4.750%。
2年債利回りは1.9bp低下の4.980%。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス35.1bp。先週末終盤は33.7bpだった。

<株式> 続伸。電気自動車(EV)大手テスラやアップルが急伸し、この日の上昇を主導した。市場参加者の関心は週内のFOMCに向けられている。
テスラは15.3%上昇した。中国での自動運転ソフトウエア展開に向けた規制上の重要なハードルを幾つかクリアした。
アップルも2.5%高。オープンAIの人工知能(AI)技術利用について協議を再開したとの報道を受けた。バーンスタインは同社の投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げた。
アルファベット、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフトなど他の大型株は下落した。エヌビディア は上昇した。

<金先物> 対ユーロでのドル下落を背景に3営業日続伸した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前週末比10.50ドル(0.45%)高の1オンス=2357.70 ドル。

<米原油先物> 中東情勢の緊迫化に伴う供給不安を背景とした買いが一巡し、3営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前週末比1.22ドル(1.45%)安の1バレル=82.63ドルだった。7月物は1.10ドル安の82.03ドル。