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NY外為市場=円上昇、一時153円台 前日には介入観測 ドル全面安
2024年5月3日午前 6:37 GMT+92時間前更新
[ニューヨーク 2日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円が153円台に上昇した。円は前日に急騰し、市場では日本当局による介入観測が広がった。一方、ドルは3日の米雇用統計発表を控え全般的に下落した。
日銀が日本時間2日に公表した7日の当座預金予想が民間予測から大きく乖離(かいり)し、2日早朝のドル/円急落の背景に介入があったことを示唆。政府・日銀が同日に3兆円を超える規模の円買い介入を行ったと推計されている。
ジェフリーズのFXグローバルヘッド、ブラッド・ベクテル氏は、介入のタイミングについて「実利的」だったと指摘。「取引量が少なく、流動性も薄く、このタイミングであれば影響を与えやすかった」とした。
終盤のドル/円は0.9%安の153.09円。
神田真人財務官はロイターに対し、日本当局が市場介入したかどうかについてはノーコメントと述べた。
ベクテル氏は「日本当局が可能な限り大きな影響を与え、(介入を)効率的に行いたいと考えていることは明らかだ」と述べた。
ドル指数は0.38%安の105.31。ユーロ/ドルは0.17%高の1.0728ドル。
ドル/スイスフランは0.59%安の0.91フラン。スイス連邦統計局が2日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.4%上昇した。前月の1%から加速し市場予想を上回る伸びとなった。 もっと見る
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3.56%高の5万9319ドル。 -
1042
米FOMC声明全文
2024年5月2日午前 5:16 GMT+92時間前更新
[ワシントン 1日 ロイター] - 最近の指標は、経済活動が引き続き堅調なペースで拡大していることを示している。雇用の伸びは引き続き力強く、失業率は依然低い。インフレ率はこの1年で緩和したが、依然高止まりしている。ここ数カ月間、委員会の2%のインフレ目標に向けてのさらなる進展はみられない。
委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す。委員会は、雇用とインフレ率の目標達成に対するリスクのバランスがこの1年で改善に向かっていると判断する。経済の見通しは不確実で、委員会はインフレのリスクを引き続き大いに注視している。
目標を支援するため、委員会はフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを5.25─5.50%に維持することを決定した。FF金利の目標誘導レンジのあらゆる調整を検討するに当たり、委員会は今後もたらされるデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する。
委員会は、インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信がさらに強まるまで、目標誘導レンジの引き下げが適切になるとは予想していない。さらに、委員会は保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける。委員会は6月以降、米国債の毎月の償還上限を600億ドルから250億ドルへ引き下げることで保有証券の減少ペースを鈍化させる。委員会はエージェンシーローン担保証券の毎月の償還上限を350億ドルに維持し、この上限を超える元本支払いを米国債に再投資する。委員会は、インフレ率を2%の目標に戻すことに強く取り組む。
金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する。もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある。委員会の評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する。
政策決定の投票で賛成したのは、ジェローム・パウエル委員長、ジョン・ウィリアムズ副委員長、トーマス・バーキン、マイケル・バー、ラファエル・ボスティック、ミシェル・ボウマン、リサ・クック、メアリー・デイリー、フィリップ・ジェファーソン、アドリアナ・クーグラー、ロレッタ・メスター、クリストファー・ウォラーの各委員。 -
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NY市場サマリー(1日)ドル一時153円台に急落、利回り急低下 株まちまち
2024年5月2日午前 6:57 GMT+911分前更新
<為替> ドル/円が2.85%安の153.30円に下落した。その後は154円台を回復するなど荒い値動きとなっており、市場では日本の当局による介入との観測が出ている。
これより先にも、ドルは下落して推移していた。米連邦準備理事会(FRB)は利下げに動く前にインフレ低下が継続しているとの一段の確信が必要としたものの、利下げに傾いている姿勢を引き続き示したと市場で受け止められた。
FRBは4月30日─5月1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定。声明で「インフレ率はこの1年で緩和したが、依然高止まりしている。ここ数カ月間、委員会の2%のインフレ目標に向けてのさらなる進展はみられない」とした。
声明の内容はおおむね予想通り。パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で、FRBの次の動きが利上げとなる可能性は低いと述べたことで、FRBがタカ派姿勢に転じるとの懸念が和らいだ。
FOMCを受け、金利先物市場が見込む年内の利下げ幅は35ベーシスポイント(bp)。FOMC前は29bpだった。
主要6通貨に対するドル指数は0.44%安の105.85。一時は106.49と、4月16日以来の高値を付けていた。
ドルは対円で0.33%安の157.28円。
ユーロは0.5%高の1.0718ドル。英ポンドは0.34%高の1.2532ドル。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.97%安の5万8683.79ドル。一時は5万6483ドルと、2月27日以来の安値を付けた。
<債券> 国債利回りが急低下した。FRBがバランスシートの縮小ペースを予想以上に減速させる方針を発表したことがサプライズとなった。
FRBは1日まで開いたFOMCで金利据え置きを決定し、最終的には利下げに傾いているとの姿勢を引き続き示した。
市場にとって大きなサプライズとなったのは、FRBのバランスシート縮小の減速が予想以上になったことだった。
6月1日から月間で最大600億ドルの米国債の縮小ペースを250億ドルに引き下げる一方、住宅ローン担保証券(MBS)の縮小ペースは月間350億ドルで維持するが、この上限を超える元本支払いを米国債に再投資する。
午後の取引では、指標となる10年債利回りは9.5bp低下し4.589%となった。2年債利回りは10.7bp低下の4.939%。
FRB声明を受け、フェデラルファンド(FF)金利先物市場では、FRBが年内に少なくとも1回の利下げを実施するとの見方が強まった。11月の利下げ開始確率が最も高くなった一方、9月利下げ開始確率は約50%となった。FRBが年内に利下げを全く実施しない確率は約24%と、FOMC前の約27%から低下した。
<株式> まちまち。FRBは1日まで開いたFOMCで予想通り金利を据え置いた。次の動きは利下げになる可能性が高いことを示唆したが、「ここ数カ月間、2%のインフレ目標達成に向けたさらなる進展はみられない」という認識を示した。
個別企業では、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が9.0%下落した。AI(人工知能)向け半導体の売上高見通しが嫌気された。
AI向けサーバーを製造するスーパー・マイクロ・コンピューターは、四半期売上高が予想を下回り、14%下落した。フィラデルフィア半導体指数も3.5%下落した。
アマゾン・ドット・コムは2.2%上昇。前日発表した四半期決算は売上高が市場予想を上回った。
スターバックスは、売上高見通しの下方修正を受けて15.9%下落した。
<金先物> FRBの金融政策発表を控え、持ち高調整の売り買いが中心となる中を反発した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比8.10ドル(0.35%)高の1オンス=2311.00ドル。
<米原油先物> ガザ休戦合意への期待に加え、予想外の在庫積み増しとなった週報の発表を受けて売りが膨らみ、3営業日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値(終値に相当)は、前日比2.93ドル(3.58%)安の1バレル=79.00ドル。中心限月ベースで3月中旬以来約1カ月半ぶりに80ドルを割り込んだ。7月物は2.84ドル安の78.44ドルだった。 -
1040
米国株式市場=まちまち、FOMC受け
2024年5月2日午前 6:50 GMT+913分前更新
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国株式市場はまちまち。米連邦準備理事会(FRB)は1日までに開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り金利を据え置いた。次の動きは利下げになる可能性が高いことを示唆したが、「ここ数カ月間、2%のインフレ目標達成に向けたさらなる進展はみられない」という認識を示した。
FRBは4月30日─5月1日に開いたFOMCで、金利据え置きを決定した。最終的には利下げに傾いているとの姿勢を引き続き示したものの、このところの予想外に強いインフレ指標に警戒感を示し、経済の均衡化に向けた動きが停滞している可能性を示唆した。
FOMC後の記者会見でパウエル議長は、インフレ率を目標の2%に戻すことに引き続き注力している姿勢を示し、その目標に向けた進展に言及、利上げが間近に迫っているとの見方を否定した。
個別企業では、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が9.0%下落した。AI(人工知能)向け半導体の売上高見通しが嫌気された。
AI向けサーバーを製造するスーパー・マイクロ・コンピューターは、四半期売上高が予想を下回り、14%下落した。フィラデルフィア半導体指数も3.5%下落した。
アマゾン・ドット・コムは2.2%上昇。前日発表した四半期決算は売上高が市場予想を上回った。
スターバックスは、売上高見通しの下方修正を受けて15.9%下落した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.38対1の比率で上回った。ナスダックでも1.50対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は122億6000万株。直近20営業日の平均は110億8000万株。 -
1039
NY外為市場=ドル一時153円台に急落、介入観測が浮上
2024年5月2日午前 6:10 GMT+91時間前更新
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル/円が2.85%安の153.30円に下落した。その後は154円台を回復するなど荒い値動きとなっており、市場では日本の当局による介入との観測が出ている。
これより先にも、ドルは下落して推移していた。米連邦準備理事会(FRB)は利下げに動く前にインフレ低下が継続しているとの一段の確信が必要としたものの、利下げに傾いている姿勢を引き続き示したと市場で受け止められた。
FRBは4月30日─5月1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定。声明で「インフレ率はこの1年で緩和したが、依然高止まりしている。ここ数カ月間、委員会の2%のインフレ目標に向けてのさらなる進展はみられない」とした。
声明の内容はおおむね予想通り。パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で、FRBの次の動きが利上げとなる可能性は低いと述べたことで、FRBがタカ派姿勢に転じるとの懸念が和らいだ。
FOMCを受け、金利先物市場が見込む年内の利下げ幅は35ベーシスポイント(bp)。FOMC前は29bpだった。
BNYメロン(ニューヨーク)の外国為替・マクロストラテジスト、ジョン・ベリス氏は「インフレ動向次第だがFRBは次の動きは利下げになると引き続き見ていることが示され、フォワードガイダンスに変化がなかったことはややハト派的だった」と指摘。「『インフレ目標に向けてのさらなる進展はみられない』という新たな文言がそれを相殺するに十分かは分からない」と述べた。
主要6通貨に対するドル指数は0.44%安の105.85。一時は106.49と、4月16日以来の高値を付けていた。
ドルは対円で0.33%安の157.28円。
フォレックスライブ(トロント)のチーフ外為アナリスト、アダム・バトン氏は「日本にとって選択肢は少ない。政府・日銀による介入は大方の外為トレーダーにとって、より良い水準で買いを入れるための誘いにすぎない」とし、「米経済が落ち着くまでドルは対円で上昇し続ける」との見方を示した。
ユーロは0.5%高の1.0718ドル。英ポンドは0.34%高の1.2532ドル。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.97%安の5万8683.79ドル。一時は5万6483ドルと、2月27日以来の安値を付けた。 -
1038
NY市場サマリー(30日)円下落、利回り上昇 株1─2%下落
2024年5月1日午前 7:01 GMT+94分前更新
<為替> 日本当局による介入観測で前日に急騰していた日本円が対ドルで下落した。一方、米雇用コストの伸びが予想を上回ったことを受け、ドルが上昇した。
円は対ドルで0.88%安の157.73円となった。月間では4.04%安と2023年2月以降で最大の下げとなる見込み。
ドル指数は上昇。米労働省が30日に発表した2024年第1・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.2%上昇し、伸びは前四半期の0.9%上昇から加速した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は1.0%上昇だった。
ドル指数は0.52%高の106.24。ユーロ/ドルは0.42%安の1.0674ドル。ポンド/ドルは0.49%安の1.2499ドル。
ドル指数は月間で1.7%高と、今年1月以降で最大の上昇となる見込み。一方、ユーロは同1.11%安、ポンドは同1.02%安と昨年9月以降で最大となる見通し。
<債券> 国債利回りが上昇した。朝方発表された第1・四半期の米雇用コストが予想以上に上昇し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げが後ずれするという見方を支えた。
米労働省が30日に発表した第1・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.2%上昇し、伸びは前四半期の0.9%上昇から加速した。賃金・給与の上昇を背景にエコノミスト予想の1.0%上昇を上回り、24年序盤にインフレが加速した可能性を裏付ける内容となった。 もっと見る
終盤の取引で、10年債利回りは7.8ベーシスポイント(bp)上昇し4.69%。月間では49.6bp上昇と、2022年9月以来の高い伸びを記録した。
30年債利回りは5.3bp上昇の4.767%。月間上昇率は45.4bpと、23年9月以来の大きさ。
2年債利回りは、一時昨年11月以来の高水準となる5.045%を付けた後、6.8bp上昇の5.0413%。月間では42.1bp上昇し、23年6月以来の高い伸びを記録した。
30日―5月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の行方が注目される。政策金利の変更は予想されていないものの、会合後のパウエルFRB議長の記者会見での発言が注視されている。また、バランスシート縮小ペースの減速について何らかの発表があるかも注目されている。
ウェルス・エンハンスメント・グループのシニアポートフォリオマネージャー、アヤコ・ヨシオカ氏は「FRBは板挟みの状況にある」と指摘。政府の財政が一段の圧力にさらされるため、利上げに向けたハードルが非常に高い半面、「インフレは異常な状況で、FRBは現在の水準を維持したいという考えだろう。しかし、行動しなければ市場をいら立たせることになる」と述べた。
30日発表された他の米指標は強弱まちまちの内容となった。
CMEのフェドウオッチによると、金融市場が織り込む12月の利下げ確率は77%と、1週間前の90%から低下した。
<株式> 1─2%下落して終了した。FOMCの結果発表を翌日に控え、この日発表の経済指標で示された雇用コスト上昇や消費者信頼感の低下が意識された。
1─3月期の米雇用コスト指数は前期比1.2%上昇と、予想以上の上昇率となり、賃金上昇圧力が高まっていることが示された。また、4月の消費者信頼感も低下し、約1年半ぶり低水準となった。
5月1日まで2日間の日程で開かれるFOMCでは、金利据え置き決定が予想されている。
テスラ、アルファベット、エヌビディア、マイクロソフト、アマゾンなど、巨大テック7社「マグニフィセント・セブン」の大半が下落した。
LSEGのデータによると、米S&P総合500種指数採用企業でこれまでに第1・四半期決算を発表した265社中、79.2%でアナリスト予想を上回った。長期平均は67%。
<金先物> 対ユーロでのドル高を背景に、4営業日ぶりに反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比54.80ドル(2.32%)安の1オンス=2302.90ドル。
<米原油先物> イスラエルとイスラム組織ハマス間の戦闘休止の交渉の行方に注目が集まる中、供給不安がひとまず和らぎ、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物は前日清算値(終値に相当)比0.70ドル(0.85%)安の1バレル=81.93ドルとなった。月間では1.49%安。7月物の清算値は0.75ドル安の81.28ドルだった。 -
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米国株式市場=1─2%下落、FOMCに注目
2024年5月1日午前 6:54 GMT+96分前更新
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場は1─2%下落して終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控え、この日発表の経済指標で示された雇用コスト上昇や消費者信頼感の低下が意識された。
1─3月期の米雇用コスト指数は前期比1.2%上昇と、予想以上の上昇率となり、賃金上昇圧力が高まっていることが示された。また、4月の消費者信頼感も低下し、約1年半ぶり低水準となった。
5月1日まで2日間の日程で開かれるFOMCでは、金利据え置き決定が予想されている。
テスラ、アルファベット、エヌビディア、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなど、巨大テック7社「マグニフィセント・セブン」の大半が下落した。
このほかの個別銘柄では、GEヘルスケアが下落。同社の第1・四半期収益はアナリスト予想を下回った。一方、3Mは四半期利益が予想を上回り上昇した。
製薬大手イーライリリーは通期利益予想を上方修正したことに支援され上昇した。ペイパルも通期調整後利益予想を上方修正し上昇した。
LSEGのデータによると、米S&P総合500種指数採用企業でこれまでに第1・四半期決算を発表した265社中、79.2%でアナリスト予想を上回った。長期平均は67%。 -
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NY外為市場=円下落、予想上回る米雇用コスト受けドル上昇
2024年5月1日午前 6:05 GMT+91時間前更新
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、日本当局による介入観測で前日に急騰していた日本円が対ドルで下落した。一方、米雇用コストの伸びが予想を上回ったことを受け、ドルが上昇した。
円は対ドルで0.88%安の157.73円となった。月間では4.04%安と2023年2月以降で最大の下げとなる見込み。
ドル指数は上昇。米労働省が30日に発表した2024年第1・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.2%上昇し、伸びは前四半期の0.9%上昇から加速した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は1.0%上昇だった。
シルバー・ゴールド・ブルの為替・貴金属リスク管理部門ディレクター、エリック・ブレガー氏は「ドル/円はなお上昇傾向にある。トレンド転換には、1)政策の方向性の違いがやや収束し米債市場により持続可能な買いが入り、ドル/円が約2週間ぶりの安値を付ける、2)日銀当局者の発言に何かしらの変化が出る──のいずれかを確認する必要がある。おそらく後者になるはずだ」と述べた。
日銀が30日に公表した1日の当座預金予想が民間予測から大きく乖離し、29日のドル/円の乱高下の背景に5兆円規模の円買い介入があったことが示唆された。
ドル指数は0.52%高の106.24。ユーロ/ドルは0.42%安の1.0674ドル。ポンド/ドルは0.49%安の1.2499ドル。
ドル指数は月間で1.7%高と、今年1月以降で最大の上昇となる見込み。一方、ユーロは同1.11%安、ポンドは同1.02%安と昨年9月以降で最大となる見通し。
バンク・オブ・アメリカのテクニカルストラテジスト、ポール・シアナ氏はメモで、ドル高が基本シナリオとし、第2・四半期の一段高を見込んでドルの押し目買いを依然として推奨するとした。 -
NY市場サマリー(29日)円急騰・日本当局が介入か、利回り低下 テスラなど株続伸
2024年4月30日午前 7:12 GMT+92分前更新
<為替> 日本円が対ドルで序盤に付けた34年ぶりの安値から一時約5円高と急騰した。市場では日本当局が1年半ぶりに円買い介入を実施したとの見方が広がった。
ドル/円は取引時間中に一時160.245円と1990年以来の高値を付けた後、一時154.4円に急落。介入観測が広がった。
終盤は1.47%安の156.01円。日本はゴールデンウィーク期間中でアジア時間の商いは通常よりも乏しかった。ドル/円は正午過ぎに再び急落し、6分間で156.495円から155.05円に下落した。
神田真人財務官は29日午後、外国為替市場でドル/円が乱高下し、市場で介入観測が広がったたことについて、「為替介入の有無については申し上げない」と述べた。過度な変動による悪影響は「看過しがたい」とし、「必要に応じて適切な対応をする」と語った。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は関係者の話として日本当局が介入したと報じた。
<債券> 国債利回りが低下した。市場では今週開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)のほか、週内に発表される重要な経済指標が注目されている。
米連邦準備理事会(FRB)は4月30日─5月1日に開くFOMCで金利据え置きを決定するとの見方が大勢。パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で経済見通しについて慎重な姿勢を示し、インフレ高止まりと労働市場の逼迫に関するリスクを指摘すると見られている。
終盤の取引で10年債利回りは4.1ベーシスポイント(bp)低下の4.628%。
30年債利回りは3.2bp低下の4.750%。
2年債利回りは1.9bp低下の4.980%。
2年債と10年債の利回り格差はマイナス35.1bp。先週末終盤は33.7bpだった。
<株式> 続伸。電気自動車(EV)大手テスラやアップルが急伸し、この日の上昇を主導した。市場参加者の関心は週内のFOMCに向けられている。
テスラは15.3%上昇した。中国での自動運転ソフトウエア展開に向けた規制上の重要なハードルを幾つかクリアした。
アップルも2.5%高。オープンAIの人工知能(AI)技術利用について協議を再開したとの報道を受けた。バーンスタインは同社の投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げた。
アルファベット、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフトなど他の大型株は下落した。エヌビディア は上昇した。
<金先物> 対ユーロでのドル下落を背景に3営業日続伸した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前週末比10.50ドル(0.45%)高の1オンス=2357.70 ドル。
<米原油先物> 中東情勢の緊迫化に伴う供給不安を背景とした買いが一巡し、3営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前週末比1.22ドル(1.45%)安の1バレル=82.63ドルだった。7月物は1.10ドル安の82.03ドル。 -
米国株式市場=続伸、テスラ・アップルが高い FOMCに注目
2024年4月30日午前 6:48 GMT+918分前更新
[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米国株式市場は続伸。電気自動車(EV)大手テスラやアップルが急伸し、この日の上昇を主導した。市場参加者の関心は週内の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けられている。
テスラは15.3%上昇した。中国での自動運転ソフトウエア展開に向けた規制上の重要なハードルを幾つかクリアした。
アップルも2.5%高。オープンAIの人工知能(AI)技術利用について協議を再開したとの報道を受けた。バーンスタインは同社の投資判断を「アウトパフォーム」に引き上げた。
アルファベット、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフトなど他の大型株は下落した。エヌビディア は上昇した。
ヘッジファンドのグレート・ヒル・キャピタルのトーマス・ヘイズ氏は、FOMCで利下げが見込まれていないことから、米連邦準備理事会(FRB)がどの程度タカ派になるかが焦点だと指摘した。
LSEGのデータによると、市場は年内の利下げ幅を35ベーシスポイント(bp)程度見込んでいる。年初の予想は約150bpだった。
ドミノ・ピザ(DPZ.N), opens new tabは5.6%上昇。第1・四半期の既存店売上高が予想を上回ったことが支援材料となった。
ベル・カーブ・トレーディングのチーフマーケットストラテジスト、ビル・ストラズーロ氏は「全体の勢いはまだ上向きだ。企業決算やFOMC、5日の雇用統計など、今週は重要な週だ」と指摘した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.72対1の比率で上回った。ナスダックでも1.63対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は99億8000万株。直近20営業日の平均は110億株。 -
NY外為市場=円急騰、日本当局が介入との見方
2024年4月30日午前 6:03 GMT+91時間前更新
[ニューヨーク 29日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、日本円が対ドルで序盤に付けた34年ぶりの安値から一時約5円高と急騰した。市場では日本当局が1年半ぶりに円買い介入を実施したとの見方が広がった。
ドル/円は取引時間中に一時160.245円と1990年以来の高値を付けた後、一時154.4円に急落。介入観測が広がった。
終盤は1.47%安の156.01円。日本はゴールデンウィーク期間中でアジア時間の商いは通常よりも乏しかった。ドル/円は正午過ぎに再び急落し、6分間で156.495円から155.05円に下落した。
FXストリート・ドット・コムのシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサーニ氏は「市場の商いが乏しく、何をしてもより大きな効果が得られるため、タイミングは実に理にかなっている。だからこそ日本当局はアジア市場で比較的早い時期に実施することを選んだのだ。そうすれば、より多くの効果を得られる」と述べた。
神田真人財務官は29日午後、外国為替市場でドル/円が乱高下し、市場で介入観測が広がったたことについて、「為替介入の有無については申し上げない」と述べた。過度な変動による悪影響は「看過しがたい」とし、「必要に応じて適切な対応をする」と語った。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は関係者の話として日本当局が介入したと報じた。
ドル指数は0.31%安の105.63。ユーロ/ドルは0.25%高の1.0719ドル。ポンド/ドルは0.54%高の1.2558ドル。
ドイツ連邦統計庁が29日発表した4月の消費者物価指数(CPI)速報値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前年同月比2.4%上昇し、伸び率は3月の2.3%を上回った。
スペインの4月のインフレ指標は前年同月比3.4%上昇と市場予想(3.3%上昇)をやや上回った。 -
デイトレ・スイングであれば仕手株とお宝。
ホールドであれば順張り、逆張り、お好みで。
個人的には東京電力、日本電信電話、マネックス、群馬銀行、OKI、LINEヤフーが面白いかなと思います。
東京電力:原油高騰に伴う価格転嫁、電気料金政府支援打ち切り、PBR0.44。
日本電信電話:旧NTT法の撤廃、IWON構想、PBR1.53。
マネックスはDoCoMo経済圏拡大で楽天経済圏の柳の下の泥鰌、PBR1.64。
群馬銀行は銀行業代表、損切りしてもメガバンは買えなくなったので、PBR0.70。
特にLINEヤフーは行政指導で株価ボロボロ、バナナの叩き売り、ですが生成AI関連銘柄でもあります、PBR0.94。
OKIは掲示板が兎に角明るい。精神衛生的に安心してホールドできます。ここもAI関連銘柄、PBR0.92。 -
【週末特別限定企画】この銘柄を損切りしても買えるオススメ銘柄
今回は趣向を変えて、掲示板投稿数ランキングの中から、ピックアップしました。
投稿数が多いほど、人気が高い、話題性のある銘柄です。
★順張り ☆逆張り 彡仕手 ⁂お宝
株式ランキング(掲示板投稿数)(更新日時:2024/04/27 16:03)
順位 名称 コード 市場 取引値
彡5 (株)フォーサイド 2330 東証STD 252
☆7 東京電力HLD(株) 9501 東証PRM 981.2
☆9 北海道電力(株) 9509 東証PRM 1,091
★10 ピクセルカンパ 2743 東証STD 239
☆11 (株)Aiming 3911 東証GRT 220
☆14 ギグワークス(株 2375 東証STD 571
☆16 楽天グループ(株 4755 東証PRM 737.8
☆19 日本電信電話(株 9432 東証PRM 168.2
⁂20 システムソフト 7527 東証STD 76
★22 RIZAPグル 2928 札幌ア 407
24 三菱重工業(株) 7011 東証PRM 1,345.5
☆26 KLab(株) 3656 東証PRM 245
☆27 (株)スカパーJ 9412 東証PRM 940
⁂28 (株)スマートバリュー 9417 東証STD 552
☆29 日産自動車(株) 7201 東証PRM 549
番外
★★ 大和証券 8601 東証PRM 1128.5
☆⁂ マネックス 8698 東証PRM 837
彡⁂ FRONTEO 2158 東証GRT 644
彡⁂ 海帆 3133 東証GRT 899
★★ 出光興産 5019 東証PRM 1048
★★ 北洋銀行 8524 東証PRM 457
★★ 群馬銀行 8334 東証PRM 963.4
☆☆ パナソニック 6752 東証PRM 1338
★★ OKI 6703 東証PRM 1125
☆☆ LINEヤフー 4689 東証PRM 378.8
投資自己責任原則でお願いします -
NY市場サマリー(26日)ドル158円台乗せ、米株上昇 長期債利回り低下
2024年4月27日午前 6:35 GMT
<為替> ドルが158円台に乗せ、34年ぶり高値を更新した。日銀による政策の現状維持が材料視されたほか、米インフレ指標がおおむね予想と一致し、連邦準備理事会(FRB)が利下げ開始を遅らせるという観測が強まった。
日銀は金融政策決定会合で現状の政策を維持。植田和男総裁は記者会見で円安に対して踏み込んだ発言をせず、円売り地合いが一段と強まった。
26日発表された3月の米個人消費支出(PCE)価格指数は、前月比0.3%上昇で市場予想と一致。前年比は2.7%上昇と、予想の2.6%上昇を小幅上回った。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPCE価格指数は前年比2.8%上昇、前月比0.3%上昇と、ともに伸び率は2月と同じだった。
CMEのフェドウオッチによると、PCEを受け、市場が見込む9月利下げの確率は58%と、1週間前の68%から低下。12月利下げの確率は80%超織り込まれている。
市場では、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目されている。
主要通貨に対するドル指数は0.3%高の105.93。
ユーロ/ドルは0.2%安の1.0705ドル。週間では0.4%上昇と、3月初め以来の高い伸びとなる見通し。
ユーロ/円は一時、16年ぶりの高値となる168.85円を付けた。その後は1.1%高の168.845円近辺で推移した。週足では2.5%値上がりし、昨年6月半ば以来の大幅な伸びを記録する見通し。
ポンド/ドルは0.1%安の1.2501ドル。今週は1.1%上昇。3月初旬以来最大の値上がりとなる。
市場では、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目されている。
<債券> 期間が長めの国債利回りが低下した。朝方発表された米個人消費支出(PCE)価格指数がほぼ予想に沿う内容となったことで、インフレ再燃を巡る懸念が和らいだ。
今月発表された3月米消費者物価指数(CPI)や前日の第1・四半期の国内総生産(GDP)がインフレ加速を示す中、市場の米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始予想は後ずれし、9月に利下げが始まるという観測が強まっている。
終盤の取引で、10年債利回りは4ベーシスポイント(bp)低下し、4.671%、2年債利回りはほぼ変わらずの4.998%。
2年・10年債利回り差はマイナス33bpと、マイナス幅が3bp拡大した。
<株式> 上昇して取引を終えた。米グーグルの持ち株会社アルファベットとマイクロソフトの好決算や緩やかなインフレ指標を受け、大型グロース株が上昇した。
アルファベットは初配当や最大700億ドルの自社株買い、第1・四半期の好決算が好感され、株価は10%上昇し最高値を形成。時価総額は2兆ドルを上回った。
マイクロソフトも1.8%上昇。第3・四半期(3月まで)決算は売上高と利益が市場予想を上回った。
他の大型グロース株も上昇した。アマゾン・ドット・コムは3.4%上昇、エヌビディアは5.8%上昇、メタ・プラットフォームズは0.4%上昇した。
一方、アップルは0.3%安、テスラは1.1%安となった。
S&P主要11セクターのうち6セクターが上昇。通信サービス、情報技術、素材などが上昇した。
週間ではS&P総合500種とナスダック総合が2023年11月上旬以来の大幅な上昇率を記録。S&P500は4週間ぶり、ナスダックは5週間ぶりに反発した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.25対1の比率で上回った。ナスダックでも1.84対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は98億8000万株。直近20営業日の平均は110億1000万株。
<金先物> 米長期金利の低下を背景に買い安心感が広がり続伸した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比4.70ドル(0.20%)高の1オンス=2347.20ドル。週間では2.8%安だった。
<米原油先物> 米利下げ先送り観測が上値を抑えたものの、中東情勢の緊迫化への懸念が引き続き押し上げ要因となり、小幅続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.28ドル(0.34%)高の1バレル=83.85ドル。7月物は0.38ドル高の83.13ドルだった。 -
アルファベットとマイクロソフト株上昇、AI投資が成長に寄与
2024年4月27日午前 4:44 GMT+93時間前更新
[26日 ロイター] - 米グーグルの持ち株会社アルファベットと米マイクロソフトの決算で大規模な人工知能(AI)投資が成長をけん引していることが示され、26日の米国株式市場ではハイテク株が上昇した。米メタ・プラットフォームズのさえない売上高見通しを受け、巨額の投資が報われるまでに時間がかかるとの疑念があったが、これが払しょくされた格好だ。
アルファベットが25日に発表した第1・四半期決算は収益が市場予想を上回り、株価はこの日10%上昇。時価総額は2兆ドルを超えた。同社は初の配当実施に加え、最大700億ドルの自社株買いも発表した。
LSEGデータストリームによると、同社の時価総額は3年以上前にも日中ベースで2兆ドルを突破したことがあるが、終値ベースでこの節目を上回ったことはまだない。
マイクロソフトの株価も約3%上昇し、時価総額を800億ドル超押し上げた。
両社によると、AIアプリケーションのサポートに必要なインフラに数十億ドル規模を投じたことで、より多くのユーザーがAIベースのサービスに移行し、四半期収益の伸びが予想を上回ったという。
マイクロソフトのエイミー・フッド最高財務責任者(CFO)は、クラウドコンピューティングサービス「アジュール」の収益が1─3月期に31%増加したが、そのうちAIサービスが7%ポイントを占めたと発表した。
グーグルでは、「グーグル・ワークスペース」の大幅な成長によりクラウド収益が約28%増加。この分野では、アルファベットが大規模言語モデル「ジェミニ」を活用したAI機能を多数提供している。
少なくとも19人のアナリストがアルファベットの目標株価を引き上げた。目標株価の中央値は176.65ドル。前日の終値は156ドルだった。一方マイクロソフトは17人のアナリストが目標株価を引き上げ、中央値は475ドルとなった。
マイクロソフトの12カ月先予想株価収益率(PER)は30.40倍。一方、アルファベットは21.63倍。 -
米国株式市場=上昇、大型グロース株高い
2024年4月27日午前 6:31 GMT+91時間前更新
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。米グーグルの持ち株会社アルファベットとマイクロソフトの好決算や緩やかなインフレ指標を受け、大型グロース株が上昇した。
アルファベットは初配当や最大700億ドルの自社株買い、第1・四半期の好決算が好感され、株価は10%上昇し最高値を形成。時価総額は2兆ドルを上回った。
マイクロソフトも1.8%上昇。第3・四半期(3月まで)決算は売上高と利益が市場予想を上回った。
他の大型グロース株も上昇した。アマゾン・ドット・コムは3.4%上昇、エヌビディアは5.8%上昇、メタ・プラットフォームズは0.4%上昇した。
一方、アップルは0.3%安、テスラは1.1%安となった。
S&P主要11セクターのうち6セクターが上昇。通信サービス、情報技術、素材などが上昇した。
週間ではS&P総合500種とナスダック総合が2023年11月上旬以来の大幅な上昇率を記録。S&P500は4週間ぶり、ナスダックは5週間ぶりに反発した。
プラム・ファンズの社長兼リードポートフォリオマネジャー、トム・プラム氏は「マイクロソフトとグーグルの決算はメタの決算で提起されたデータセンターと人工知能(AI)への投資が利益率を圧迫するという懸念をかなり和らげた」と指摘。「グーグルとマイクロソフトはどちらも、現在の資本計画では利益率が拡大すると予想していることを示した。これにより、データコンピューティングの伸びに対する懸念の多くが和らいだ」とした。
米商務省が26日発表した3月の個人消費支出(PCE)価格指数は、インフレ率の緩やかな上昇を示した。ただ、住宅価格などが高止まりし、米連邦準備理事会(FRB)が当面、金利水準を維持する可能性を示唆した。
金融市場では連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げする確率が高まった。
個別銘柄では、画像共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップが約28%急伸。25日に発表した第1・四半期決算は、売上高が前年同期比21%増の12億ドルとなり、LSEGデータによるアナリスト予想の11億2000万ドルを上回った。
ピンタレストも4%高となった。
一方、米石油大手エクソンモービルは約3%安。26日に発表した第1・四半期決算(3月31日まで)は調整後利益が前年同期比29%減の82億2000万ドルと、市場予想(87億8200万ドル)を下回った。
米半導体大手インテルも9.1%下げた。25日に発表した第2・四半期の売上高および利益見通しは市場予想を下回った。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.25対1の比率で上回った。ナスダックでも1.84対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は98億8000万株。直近20営業日の平均は110億1000万株。 -
ドル一時急落、154円後半まで約2円 介入警戒の売り殺到か
2024年4月26日午後 6:41 GMT+912時間前更新
[東京 26日 ロイター] - 26日夕の外為市場でドルが154円後半まで約2円、突然急落した。市場では、政府による円買い介入ではないものの、参加者の間に強い介入警戒感が広がっており、一時的にドル売りが集中して発生したと見られている。
植田和男日銀総裁の記者会見が終了した後の午後5時過ぎ、ドルは34年ぶり高値となる156円後半から、約2分間で154.97円まで一気に下落した。
急落当初は円買い介入や、介入を前提に金融機関にレートの提示を求める「レートチェック」が入ったのではないかとの思惑が広がった。しかし、その後ドルがすぐに156円半ばへ反発したことで「介入やレートチェックであれば、ここまで急速に値を戻すことは考えづらい」(外銀関係者)と、否定的な見方が強まっている。
ある大手銀関係者は「介入警戒感が高まる中、上値でまとまったドル売りが出たようで、それに反応して売りが瞬間的に殺到したようだ」としている。ドルは現在156円半ばと、急落前の水準にほぼ値を戻した。
参加者の間では、政府が24年ぶりの円買い介入に踏み切った2022年9月22日と同様に、今回も日銀会合後の夕方に介入が行われる展開を警戒する声が出ていた。当時もドルが急落し始めたのは午後5時過ぎだった もっと見る 。 -
NY外為市場=ドルが158円台乗せ、日銀の現状維持や米PCE受け
2024年4月27日午前 6:31 GMT+933分前更新
[ニューヨーク 26日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが158円台に乗せ、34年ぶり高値を更新した。日銀による政策の現状維持が材料視されたほか、米インフレ指標がおおむね予想と一致し、連邦準備理事会(FRB)が利下げ開始を遅らせるという観測が強まった。
日銀は金融政策決定会合で現状の政策を維持。植田和男総裁は記者会見で円安に対して踏み込んだ発言をせず、円売り地合いが一段と強まった。
EBSによると、ドル/円は終盤の取引で1.7%高の158.275円。
ドルは一時154.97円に急落し、円買い介入もしくは介入を前提に金融機関にレートの提示を求める「レートチェック」が入ったのではないかとの思惑も広がった。市場では、参加者の間での強い介入警戒感によって、一時的にドル売りが集中して発生したとみられている。
ドル/円は週間では2%上昇する勢いで、これは1月中旬以来の大幅な伸び。
26日発表された3月の米個人消費支出(PCE)価格指数は、前月比0.3%上昇で市場予想と一致。前年比は2.7%上昇と、予想の2.6%上昇を小幅上回った。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPCE価格指数は前年比2.8%上昇、前月比0.3%上昇と、ともに伸び率は2月と同じだった。
CMEのフェドウオッチによると、PCEを受け、市場が見込む9月利下げの確率は58%と、1週間前の68%から低下。12月利下げの確率は80%超織り込まれている。
主要通貨に対するドル指数は0.3%高の105.93。
ユーロ/ドルは0.2%安の1.0705ドル。週間では0.4%上昇と、3月初め以来の高い伸びとなる見通し。
ユーロ/円は一時、16年ぶりの高値となる168.85円を付けた。その後は1.1%高の168.845円近辺で推移した。週足では2.5%値上がりし、昨年6月半ば以来の大幅な伸びを記録する見通し。
ポンド/ドルは0.1%安の1.2501ドル。今週は1.1%上昇。3月初旬以来最大の値上がりとなる。
市場では、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目されている。 -
アルファベット、1株0.20ドルの初配当を発表 株価13%高
2024年4月26日午前 6:05 GMT+91時間前更新
[25日 ロイター] - 米グーグルの持ち株会社アルファベットは25日、1株当たり0.20ドルの配当を初めて実施すると発表した。これを受け、株価は引け後の時間外取引で約13%上昇した。
また最大700億ドルのクラスA株およびクラスC株の自社株買いも新たに発表した。
第1・四半期決算(3月31日まで)は売上高が805億4000万ドルと市場予想(785億9000万ドル)を上回った。人工知能(AI)の導入拡大と安定的な広告支出を背景にクラウドサービスの需要が高まった。
グーグル・クラウドの売上高は28%増。生成AIブームが追い風となった。 -
米インテル、第2四半期売上高・利益見通しが市場予想下回る
2024年4月26日午前 6:09 GMT+91時間前更新
[25日 ロイター] - 米半導体大手インテルが25日に発表した第2・四半期の売上高および利益見通しは市場予想を下回った。従来のデータセンターやパソコン用半導体の需要低迷が背景という。
株価は引け後の時間外取引で約5%下落した。
アナリストによると、人工知能(AI)アプリケーションに使用される画像処理半導体(GPU)に対する需要が急増する一方、インテルの主力製品である中央演算処理装置(CPU)への需要が減少しているという。
第2・四半期の売上高見通しは125億─135億ドル。市場予想は135億7000万ドルだった。
調整後1株利益予想は0.10ドル。市場予想は0.25ドルだった。
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東洋のレイ・ダリオを目指して 2022年9月21日 06:30
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