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アップルに底入れ機運「バフェットのように買え」

29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前週末に比べ146ドル高の3万8386ドルで終えた。株式相場の重荷となってきた米長期金利の上昇が一服し、買い安心感が広がった。超大型ハイテク7社(M7)の中で、さえない値動きが目立っていたアップルには底入れの機運が浮上している。

29日の米市場でアップル株は一時3.9%上昇し、およそ2週間ぶりの高値を付けた。バーンスタインが29日付で投資判断を「中立」から「買い」に引き上げたのが買いを促した。

今年に入り、アップル株は調整が続いていた。昨年に中国の政府機関が職員や国有企業にアイフォーンの使用を制限していると伝わり、中国での売り上げ落ち込みに対する懸念が強まったのが背景だ。

  • >>6337

    実際、23年10〜12月期の香港と台湾を含む中華圏は13%の減収。販売不振は続いており、調査会社カウンター・ポイントによると、1〜3月期の中国のアイフォーンの売り上げは前年同期に比べ19%減った。中国全体のスマホの売り上げが回復するなかでも、華為技術(ファーウェイ)など中国メーカーとの競争が激化している。

    3月には米司法省がスマホ市場で反トラスト法(独占禁止法)に違反した疑いがあるとして、提訴した。訴訟問題もアップル株の買いにくさにつながっていた。

    バーンスタインの担当アナリストは中国販売の減速は構造的なものではなく、周期的なものだと指摘。人工知能(AI)機能を搭載するとみられる次期アイフォーンによって、買い替え需要が長期化するとの見方を示した。アップル株は「株価は下げ過ぎている」「魅力的な買い場になっている」などとし、「恐怖を買え」と記した。

  • >>6337

    リポートでは、著名投資家であるウォーレン・バフェット氏がアップル株が相対的に割安なときに買い増し、割高なときに保有を縮小してきたと分析。これに倣い、アップルのPER(株価収益率)が25倍以下になれば、追加購入し、逆に予想PERが30倍以上になれば、持ち高を減らすことを推奨し、「バフェット氏のようになれ」とも説いた。QUICK・ファクトセットによれば、アップルの前週末時点の予想PER(12カ月先ベース)は24倍台だ。

    先週に四半期決算を発表したM7では、決算発表後にメタプラットフォームズが下げたものの、マイクロソフト、アルファベット、テスラは上昇した。中国での運転支援機能「フルセルフドライビング」の実用化への期待が高まり、29日のテスラ株は15.3%高となった。アップルと同様にM7の中でパフォーマンスの悪化が目立っていたテスラの株価が急回復している。

    アップルが今週5月2日に1〜3月期決算の発表を予定している。QUICK・ファクトセットがまとめた市場予想によると、減収減益が見込まれている。中国需要の減少などの逆風は依然として強いが、買いの好機とみる投資家が増えてもおかしくはない。