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やさしい株の談話室の掲示板

2年生のお孫ちゃんは、コーンを買ってとねだうのも可愛いねえ。やる気満々だ。そうなんだよね。小学校の教師をしていると、わが子の運動会にはほとんど見に行くことができなかったとこぼしていた。祖父母が近くにいる子はいいけど、そうじゃなかったら、同級生の親にお願いしたり、学校にお願いしたりする場合もあったらしい。

小学校の運動会は、かなり前までは、家族行事だった。家族みんなが見に行って、お弁当を一緒に食べて、家族の絆を確かめ合うような一大行事だった。だから、お父さんが朝早くから、場所とりで並ぶのは当たり前の光景だった。

それがだんだん形が変わってきた。お弁当を食べる場所は、体育館とか日陰で陣とって、応援する時だけ運動場の観覧席に行くといったパターン。観覧席は立ち見席を設け、自分の子供の出番だけ見に行くように促しているから、あまり文句も出なかったみたいだ。

それがコロナ禍をはさんで、今では、お弁当なし、午前中で終わる運動会が普通になってしまった。だから、子供たちは運動会が終わったら、家で食べることになる。これに移行する時は、どの学校もかなりの反対(賛成もあった)があったらしい。反対する人は、感情論でぶつけてくる。運動会は家族行事でお弁当を食べるのは子供たちの情操教育にも必要だ(大げさだけど)と。

賛成する人は「昔と違う。熱中症が心配だし、子供の健康のことを考えると、一日中、外に子供を出しておくこと自体問題だ。だから、運動会は午前中で終わった方がいい」と。

結局、北九州市の小学校の運動会は午前中で終わる。教師にとってみたら、運動会の練習に追われないで、ゆっくり学習することもできると好評みたいだ。しかも、運動会の種目も取捨選択されて、すっきりしたみたいだ。