(株)ファーストリテイリングの決算情報

ファーストリテイリングは、ユニクロ事業（国内・海外）、ジーユー事業、グローバルブランド事業を主な報告セグメントとしています。ユニクロ事業は日本と海外で衣料品を展開し、ジーユー事業は日本・海外で展開、グローバルブランド事業はセオリー、プラステ、コントワー・デ・コトニエなどの衣料品ブランドを展開しています。

2025年8月期第2四半期の連結業績は、売上収益が1兆7,901億円（前年同期比12.0％増）、営業利益が3,042億円（同18.3％増）と大幅な増収増益となりました。特に、国内ユニクロ事業や、東南アジア・インド・豪州地区、北米、欧州のユニクロ事業が好調でした。売上総利益率は0.4ポイント改善し53.3％、売上高販管費比率は0.7ポイント改善し36.5％となりました。親会社の所有者に帰属する中間利益は2,335億円（同19.2％増）と過去最高の業績を達成しています。

資産合計は前連結会計年度末比3.9％増の3兆7,291億円となりました。主な変動として、現金及び現金同等物が2,162億円減少した一方、その他の短期金融資産が2,210億円増加、有形固定資産が500億円増加、長期金融資産が566億円増加しました。負債合計は3.2％減の1兆4,704億円、資本合計は9.2％増の2兆2,587億円となりました。親会社所有者帰属持分比率は2.7ポイント上昇し58.9％となっています。

営業活動によるキャッシュ・フローは2,982億円の収入（前年同期比7.5％減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは3,821億円の支出（同606.3％増）となり、主に定期預金の純増額1,858億円や有形固定資産の取得796億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは1,502億円の支出（同14.3％増）となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前年同期末比8.3％減の9,773億円となっています。

通期の連結業績予想を上方修正し、売上収益3兆4,000億円（前期比9.5％増）、営業利益5,450億円（同8.8％増）、親会社の所有者に帰属する当期利益4,100億円（同10.2％増）を見込んでいます。これは、当中間期の好調な業績を反映したものです。

1株当たり配当金は、前期末の225円から当中間期は240円に増配されました。通期の配当予想も480円（前期比80円増）に上方修正されています。