2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信の要約
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ミスミグループ本社の2026年3月期中間期は、売上高が3.9%増の2,058.14億円となる一方、利益面では減益となりました。FA事業の売上高増加やFictiv Inc.の買収など成長施策を進める中、短期的には利益が圧迫されています。しかし、通期業績予想の上方修正や自己資本比率83.3%の高い財務健全性から、中長期的な成長に向けた積極的な投資姿勢が伺えます。
主な事業セグメント
ミスミグループ本社は、FA事業、金型部品事業、VONA事業の3つの主要セグメントを展開しています。FA事業は製造業向け自動化関連部品、金型部品事業は金型製作用部品、VONA事業は他社製品を含む製造・自動化関連設備部品やMRO(消耗品)等の間接材を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間期の連結売上高は2,058.14億円(前年同期比3.9%増)となりました。一方、利益面では営業利益が196.18億円(前年同期比16.1%減)、経常利益が203.97億円(前年同期比19.1%減)、親会社株主に帰属する中間純利益が139.97億円(前年同期比23.1%減)と減益となりました。これは、持続的成長に向けた施策に関わる支出の継続、為替影響、およびFictiv Inc.の買収に伴う影響によるものです。セグメント別では、FA事業の売上高が8.8%増加した一方で、営業利益は29.7%減少しました。金型部品事業は売上高、利益ともに微減。VONA事業は売上高、利益ともに微増となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比1.5%増の4,257.56億円となりました。主な変動として、子会社株式取得に伴う現金及び預金の減少により流動資産が14.2%減少した一方、のれんの増加により無形固定資産が152.5%増加しました。負債は1.7%増の686.29億円、純資産は1.4%増の3,571.27億円となりました。自己資本比率は83.3%と前期末から0.1ポイント上昇しています。

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