アシードホールディングス(株)の決算情報

アシードホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、自販機運営リテイル事業、飲料製造事業、不動産運用事業、その他事業です。自販機運営リテイル事業では自動販売機による飲料販売、飲料製造事業では清涼飲料や低アルコール飲料の製造・販売を行っています。

当連結会計年度の経営成績は、売上高239.69億円（前期比3.0％増）、営業利益7.65億円（同0.2％減）、経常利益10.93億円（同5.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益7.48億円（同2.6％減）となりました。自販機運営リテイル事業では利益率改善に努め、飲料製造事業では新商品開発に注力しました。一方で、その他事業で1.02億円の減損損失を計上しています。

資産は196.55億円（前期末比3.8％増）となり、主に現金及び預金の増加2.01億円、投資有価証券の増加2.19億円によるものです。負債は124.31億円（同1.1％増）で、短期借入金の増加2.5億円、長期借入金の増加4.27億円が主な要因です。純資産は72.23億円（同8.9％増）となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは8.38億円の獲得（前期は16.9億円の獲得）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは8.28億円の使用（前期は9.88億円の使用）、財務活動によるキャッシュ・フローは1.92億円の獲得（前期は2.06億円の使用）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は17.72億円となり、前期末より2.01億円増加しました。

翌連結会計年度（2026年3月期）の連結業績見通しは、売上高260億円（前期比8.5％増）、営業利益10億円（同30.6％増）、経常利益13億円（同18.9％増）、親会社株主に帰属する当期純利益8.4億円（同12.2％増）を予想しています。各社の得意分野を伸ばし、シナジー効果を高めることで収益性の向上を目指します。

当連結会計年度の期末配当金は1株当たり9円を予定しています。次期の配当は、中間配当及び期末配当として1株当たり10円とし、年間配当金は1株当たり20円を予定しています。配当性向30％程度を基準とし、業績向上に応じて増配を行う累進配当を継続する方針です。