2025年２月期 決算短信の要約
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株式会社アークスの2025年2月期決算は、売上高が6,082億8,400万円と初めて6,000億円を突破し2.8%増収となりました。しかし、売上総利益率の低下や販管費率の上昇により、営業利益159億3,600万円(5.3%減)、経常利益175億4,000万円(4.9%減)、当期純利益110億6,300万円(6.0%減)と減益となりました。次期は増収増益を見込み、配当は増配を予定しています。
主な事業セグメント
株式会社アークスは、食品スーパーマーケット事業を主力とする企業グループです。食品、衣料品、住居関連、酒類等の小売りを行っており、テナント事業や不動産賃貸事業も展開しています。食品部門が売上高の87.1%を占める主力セグメントとなっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は6,082億8,400万円(前期比2.8%増)と初めて6,000億円を突破しました。既存店ベースでは客数が前期比0.1%減とほぼ横ばいでしたが、1点単価が3.7%増加し、既存店売上高は2.5%増となりました。一方、営業利益は159億3,600万円(前期比5.3%減)、経常利益は175億4,000万円(前期比4.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は110億6,300万円(前期比6.0%減)と減益となりました。これは主に、売上総利益率が0.2%低下したことや、人件費・減価償却費の増加により販管費率が0.1%上昇したことが要因です。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比2.8%増の2,826億6,200万円となりました。主な増加要因は、現金及び預金が53億300万円、棚卸資産が17億8,200万円、土地が21億100万円増加したことです。一方、ソフトウェアが13億9,900万円、投資有価証券が14億9,500万円減少しました。負債は前期末比1.5%増の986億2,400万円、純資産は前期末比3.5%増の1,840億3,700万円となり、自己資本比率は65.1%と0.4ポイント上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは193億8,400万円の収入(前期比19.4%減)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益164億200万円、減価償却費104億400万円などです。投資活動によるキャッシュ・フローは114億9,000万円の支出(前期比7.9%増)となり、主に店舗改装等に伴う有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは25億9,000万円の支出(前期比77.0%減)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高6,230億円(前期比2.4%増)、営業利益164億円(同2.9%増)、経常利益180億円(同2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益112億円(同1.2%増)を見込んでいます。引き続き価格政策の強化や商品の差別化、生産性向上施策の実施により、増収増益を目指す方針です。
株主還元
当期の1株当たり配当金は、期末配当を6円増額し40円とし、年間配当金は74円(前期比6円増)となる予定です。次期の1株当たり配当金は、年間74円(第2四半期末37円、期末37円)を予定しています。
注意事項
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