2025年２月期決算短信の要約
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ミニストップは2025年2月期、構造改革に伴う減損損失計上などにより大幅な赤字となりました。営業総収入は増加したものの、営業損失・経常損失・当期純損失が拡大しました。一方で、次期は構造改革の完遂と戦略的成長の推進により業績回復を見込んでいます。国内外でのコンビニエンスストア事業の競争力強化と収益性向上が今後の課題となっています。
主な事業セグメント
ミニストップは、国内事業と海外事業（ベトナム）の2つのセグメントでコンビニエンスストア事業を展開しています。国内事業では、フランチャイズチェーン方式の加盟店と直営店によるコンビニエンスストア事業を営んでいます。海外事業では、ベトナムでコンビニエンスストア事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
営業総収入は前期比10.7%増の874億7,500万円となりました。一方で、営業損失は34億8,600万円（前期は6億900万円の損失）、経常損失は28億6,800万円（前期は1,000万円の利益）と悪化しました。親会社株主に帰属する当期純損失は67億7,400万円（前期は4億6,800万円の損失）と大幅に拡大しました。これは主に、構造改革に伴う減損損失44億9,600万円の計上などが影響しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比4.1%減の746億8,600万円となりました。主な要因は、ソフトウェアの減損による32億6,300万円の減少です。負債は前期末比12.6%増の419億400万円となりました。主に預り金が47億4,000万円増加したことによります。純資産は前期末比19.4%減の327億8,100万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純損失67億7,400万円の計上によるものです。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは19億3,900万円の収入（前期比13億5,300万円増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは4億9,200万円の支出（前期比72億8,800万円減）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは8億600万円の支出（前期比1,000万円増）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比6億7,000万円増の230億8,600万円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年2月期の連結業績予想は、営業総収入970億円（前期比10.9%増）、営業利益12億円、経常利益16億円、親会社株主に帰属する当期純利益0億7,000万円を見込んでいます。構造改革の完遂と戦略的成長の推進により、業績の回復を目指しています。
株主還元
当期の年間配当金は1株当たり20円（中間10円、期末10円）となりました。次期の配当予想も1株当たり年間20円（中間10円、期末10円）を予定しています。
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