2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社植松商会の2025年3月期決算は、半導体産業の一部回復があったものの、全体的な需要低迷により減収減益となりました。売上高63.06億円（前年同期比13.1％減）、営業利益4,400万円（同52.2％減）と大幅な減少となりましたが、自己資本比率は61.8％に上昇し、財務体質の強化が進んでいます。
主な事業セグメント
株式会社植松商会は、機械、工具及び産業機械・器具等の販売事業を行う単一セグメントの企業です。主な取扱商品は機械、工具、産機、伝導機器、その他に分類されます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の業績は、売上高が63.06億円（前年同期比13.1％減）、営業利益4,400万円（同52.2％減）、経常利益1.41億円（同15.6％減）、当期純利益8,600万円（同23.0％減）となりました。半導体産業の一部回復が見られたものの、市場全体の需要回復には至らず、自動車メーカーの生産・出荷停止の影響もあり低調に推移しました。
貸借対照表の変化
資産合計は49.97億円（前期末比4.34億円減）となりました。主な要因は、現金及び預金の4.08億円減少です。負債合計は19.1億円（同4.93億円減）となり、主に仕入債務の減少によるものです。純資産は30.86億円（同5,900万円増）となり、自己資本比率は61.8％（前期末比6.1ポイント上昇）となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは3.17億円の支出（前年同期は7.16億円の収入）となりました。主な要因は仕入債務の減少4.14億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは1,100万円の支出（前年同期は4,300万円の収入）、財務活動によるキャッシュ・フローは7,900万円の支出（前年同期比26.4％減）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績予想は、売上高68億円（前期比7.8％増）、営業利益7,800万円（同76.4％増）、経常利益1.5億円（同5.9％増）、当期純利益1.03億円（同19.5％増）を見込んでいます。中期経営計画の最終年度として、収益力の向上、企業価値の向上、人材育成に取り組む方針です。
株主還元
当期の期末配当金は1株当たり32円50銭（普通配当30円00銭、創業75周年記念配当2円50銭）となりました。次期の配当金は1株当たり32円50銭を予定しています。
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