2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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日邦産業株式会社の当第3四半期連結累計期間は、売上高が337.38億円（前年同期比9.0％増）と増収となりました。エレクトロニクスセグメントが好調で、特に生成AI関連のサーバー需要拡大による配線板材料の受注が伸びました。一方、利益面では前年同期比で若干の減少となりましたが、第3四半期に入り外部環境の改善が見られています。
主な事業セグメント
日邦産業株式会社の主な事業セグメントは、エレクトロニクス、モビリティ、医療・精密機器の3つです。エレクトロニクスでは電子部品や住宅設備関連の販売、モビリティでは自動車関連部品の製造販売、医療・精密機器では医療機器やプリンター関連部品の製造販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は337.38億円（前年同期比9.0％増）、営業利益は14.82億円（同0.1％減）、経常利益は15.72億円（同5.1％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は10.85億円（同3.8％減）となりました。エレクトロニクスセグメントが好調で、売上高は増加しましたが、モビリティセグメントの利益減少により、利益面では前年同期比で若干の減少となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比3.4％増の318.06億円となりました。主な変動として、現金及び預金が4.95億円増加、建設仮勘定が6.84億円増加しました。負債は同1.4％増の161.83億円、純資産は同5.6％増の156.22億円となりました。自己資本比率は49.1％と、前連結会計年度末の48.1％から1.0ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前連結会計年度末比4.95億円増加し61.74億円となっています。また、有形固定資産の取得による支出が増加していると推測されます。これは建設仮勘定が6.84億円増加していることから判断できます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高420億円（前期比0.2％増）、営業利益19.5億円（同1.7％増）、経常利益19.5億円（同9.3％減）、親会社株主に帰属する当期純利益13.8億円（同5.3％減）と据え置かれています。エレクトロニクスの好調と医療・精密機器の原価低減効果が継続する一方、モビリティの回復も見込まれています。
株主還元
期末配当金は76円と据え置かれる予定です。前期の年間配当金は74円でしたので、2円の増配が予定されています。
注意事項
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