2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社シャルレの2025年3月期連結業績は、売上高115億4,800万円（前年同期比12.3％減）、営業損失9億6,100万円を計上しました。衣料品類の売上減少や原材料価格高騰の影響を受けましたが、次期は売上高146億8,000万円（27.1％増）、営業利益2億円への回復を見込んでいます。また、オンヨネ株式会社の子会社化によるシナジー効果と新たな事業成長が期待されています。
主な事業セグメント
株式会社シャルレは、レディースインナー等販売事業とウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業を主な事業セグメントとしています。レディースインナー等販売事業では、衣料品、化粧品、健康食品等を販売し、ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業では、節水シャワーヘッド等の水回り製品を製造販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高が115億4,800万円（前年同期比12.3％減）となりました。利益面では、営業損失9億6,100万円（前年同期は営業利益5億5,700万円）、経常損失9億3,400万円（前年同期は経常利益6億1,500万円）を計上しました。親会社株主に帰属する当期純損失は10億1,200万円（前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益5億8,500万円）となりました。 主な要因として、衣料品類の売上高が前年を大きく下回ったことが挙げられます。また、原材料価格の高騰による粗利益率の低下や、売上不振による棚卸資産評価損の大幅増加、中期経営計画推進に関するコストの増加などが影響しました。
貸借対照表の変化
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ21億3,400万円減少し、192億6,000万円となりました。主な変動として、現金及び預金が43億9,300万円減少し、投資有価証券が9億7,600万円増加しました。 負債は前連結会計年度末に比べ6億6,700万円減少し、24億700万円となりました。未払金の減少5億3,700万円が主な要因です。 純資産は前連結会計年度末に比べ14億6,600万円減少し、168億5,200万円となりました。自己資本比率は87.5％（前連結会計年度末は85.6％）となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、18億400万円の支出（前年同期は15億700万円の収入）となりました。主な要因は、税金等調整前当期純損失9億6,500万円、棚卸資産の増加5億5,400万円などです。 投資活動によるキャッシュ・フローは、26億8,000万円の支出（前年同期は1億1,700万円の収入）となりました。主に有形固定資産の取得による支出13億4,000万円、投資有価証券の取得による支出10億円によるものです。 財務活動によるキャッシュ・フローは、5億900万円の支出（前年同期は1億6,000万円の支出）となりました。配当金の支払額4億1,000万円が主な要因です。
今年度、来年度の業績見通しの変化
翌連結会計年度（2026年3月期）の連結業績見通しについて、売上高は146億8,000万円（前年同期比27.1％増）を予想しています。利益面では、中期経営計画実行のための費用等の増加を見込んでいますが、営業利益2億円、経常利益2億3,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益1億3,000万円を予想しています。 また、オンヨネ株式会社の株式取得による子会社化を決定しており、既存事業とのシナジー効果や新たな事業成長が期待されています。
株主還元
当連結会計年度の配当金は1株当たり8円（総額1億2,400万円）を予定しています。次期の配当予想も1株当たり8円を予定しており、予想配当性向は96.1％となっています。
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