2025年3月期第3四半期決算短信の要約
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ビケンテクノの第3四半期決算は、主力のビルメンテナンス事業が堅調に推移したものの、不動産事業の減収により全体では微減収となりました。経常利益は19.0%減少しましたが、前年同期の特別損失がなくなったことで四半期純利益は黒字転換しています。通期予想に対する進捗率は約8割と順調に推移しています。
主な事業セグメント
ビルメンテナンス事業を主力とし、不動産事業、介護事業、フランチャイズ事業、ホテル事業などを展開しています。ビルメンテナンス事業が売上高の約89%を占める主要セグメントとなっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は254.8億円（前年同期比0.2%減）、経常利益は11.68億円（同19.0%減）となりました。ビルメンテナンス事業は堅調に推移しましたが、不動産事業での大口売却がなかったことが減収減益の主因です。親会社株主に帰属する四半期純利益は7.8億円（前年同期は6,500万円の損失）と黒字転換しました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比0.7%減の408.79億円となりました。主な変動は現金及び預金の減少と販売用不動産の増加です。負債は同4.5%減の194.63億円、純資産は同2.9%増の214.16億円となりました。自己資本比率は52.4%と1.9ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益12.37億円などにより増加しましたが、法人税等の支払いなどで相殺されています。投資活動では長期貸付金の回収があり、財務活動では配当金の支払いなどがありました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高325億円（前期比15.3%減）、営業利益14億円（同34.3%減）、経常利益15億円（同38.7%減）、親会社株主に帰属する当期純利益9億円（同31.3%減）と減収減益を見込んでいます。第3四半期までの進捗率は売上高で78.4%、経常利益で77.9%となっています。
株主還元
当第3四半期末の配当は実施されていません。年間配当予想は前期と同額の28円（中間14円、期末14円）を予定しています。
注意事項
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