2025年3月期 決算短信の要約
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株式会社ナックの2025年3月期連結業績は、売上高597.91億円(前期比9.8%増)、営業利益30.07億円(同30.9%増)と増収増益となりました。住宅事業の大幅増収や建築コンサルティング事業の利益改善が寄与し、全体として好調な結果となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は13.65億円(同4.9%減)と減益となっています。
主な事業セグメント
株式会社ナックは、クリクラ事業、レンタル事業、建築コンサルティング事業、住宅事業、美容・健康事業の5つの事業セグメントを展開しています。各事業で顧客基盤を活かし、ラストワンマイルを活用してLTVの最大化を目指しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、売上高597.91億円(前期比9.8%増)、営業利益30.07億円(同30.9%増)、経常利益30.19億円(同26.3%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は13.65億円(同4.9%減)でした。住宅事業の売上高が44.4%増加し、全体の増収に大きく寄与しました。一方で、建築コンサルティング事業は4.9%減収となりました。
貸借対照表の変化
資産総額は381.91億円(前期末比5.76億円増)となりました。主な変動として、販売用不動産が11.64億円減少した一方、現金及び預金が5.24億円、有形固定資産が8.49億円増加しました。負債総額は157.96億円(同8.97億円増)となり、主に未成工事受入金が4.24億円、長期借入金が5.11億円増加しました。純資産は223.94億円(同3.21億円減)となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは41.36億円の収入となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益24.02億円、減価償却費10.61億円による増加、法人税等の支払額8.42億円、棚卸資産の増加9.87億円による減少です。投資活動によるキャッシュ・フローは5.57億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは30.74億円の支出となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高620億円(前期比3.7%増)、営業利益29億円(同3.6%減)、経常利益29億円(同4.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益19億円(同39.1%増)を見込んでいます。各事業セグメントでは、クリクラ事業での配送員教育強化、レンタル事業でのDX推進、住宅事業での受注数増加などの施策を計画しています。
株主還元
当連結会計年度の配当金総額は9.31億円、1株当たり配当金は22円(前期比1円増)となりました。次期の配当予想は1株当たり22円(年間)で据え置きの予定です。
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