(株)ハリマビステムの決算情報

株式会社ハリマビステムは、ビルメンテナンス業を主な事業としています。安全で快適な環境維持と省エネルギーに対する顧客ニーズに応えるため、専門性の高いサービスを提供しています。

当第3四半期連結累計期間の売上高は206億5,900万円(前年同期比4.1%増)となりました。利益面では、営業利益7億9,700万円(同6.8%増)、経常利益8億7,100万円(同5.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億9,800万円(同6.1%増)と、増収増益となりました。新規物件の本格稼働による売上寄与が主な要因です。一方で、顧客の施設維持管理コスト削減意識は依然として高く、厳しい事業環境が続いています。

総資産は前連結会計年度末比8億6,000万円増加の149億8,500万円となりました。主な要因は、現金及び預金の13億8,900万円増加、のれんの7,200万円増加、顧客関連資産の3,500万円増加です。一方、受取手形、売掛金及び契約資産は5億3,200万円減少しました。負債は4億4,900万円増加の60億5,200万円、純資産は4億1,000万円増加の89億3,300万円となり、自己資本比率は59.6%となりました。

キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前連結会計年度末比13億8,900万円増加し56億300万円となっています。これは主に営業活動によるキャッシュフローの増加と考えられます。一方で、投資活動では株式会社ＴＥＣサービスの完全子会社化に3億円を支出しています。

2025年3月期の連結業績予想は、売上高275億円(前期比3.3%増)、営業利益10億6,000万円(同9.9%増)、経常利益11億1,000万円(同4.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益8億1,000万円(同7.0%増)を見込んでいます。前回公表時からの変更はありません。長期ビジョン2026-2035を策定し、事業エリア拡大や新規事業開拓などの施策を掲げています。

2025年3月期の年間配当予想は1株当たり24円(第2四半期末12円、期末12円)です。2024年4月1日付で1株を5株に株式分割しており、分割前換算では年間120円となり、前期比45円の増配となる見込みです。