2025年２月期 決算短信の要約
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セントラル警備保障株式会社の2025年2月期連結業績は、売上高714.17億円(前期比5.0%増)、営業利益43.31億円(同0.3%増)と増収増益となりました。セキュリティ事業が堅調に推移し、売上高の伸びを牽引しましたが、人件費増加などにより利益の伸びは限定的でした。次期は更なる増収増益を見込んでいますが、継続的な人件費増加への対応が課題となっています。
主な事業セグメント
セントラル警備保障株式会社の主な事業セグメントは、セキュリティ事業とビル管理・不動産事業です。セキュリティ事業では、常駐警備、機械警備、運輸警備、工事・機器販売などを行っています。ビル管理・不動産事業では、建物総合管理サービスと不動産賃貸を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の連結業績は、売上高が714.17億円(前期比5.0%増)となりました。利益面では、営業利益43.31億円(同0.3%増)、経常利益45.66億円(同0.7%増)と微増となりました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は32.3億円(同40.0%減)と大幅減となりました。セキュリティ事業の売上高は695.76億円(同5.1%増)、セグメント利益は39.59億円(同0.4%増)でした。ビル管理・不動産事業の売上高は18.4億円(同2.1%増)、セグメント利益は3.7億円(同2.2%減)でした。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、総資産が635.22億円(前期末比1.4%減)となりました。主な変動として、現金及び預金が31.18億円減少、運輸警備用現金及び預金が7.32億円減少した一方、退職給付に係る資産が5.52億円増加しました。負債は214.9億円(同12.9%減)となり、未払法人税等が29.08億円減少、短期借入金が7.35億円減少しました。純資産は420.31億円(同5.7%増)となり、利益剰余金が23.52億円増加しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは29.38億円の増加(前期比44.7%減)となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益51.78億円、減価償却費27.68億円、法人税等の支払42.83億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは28.97億円の減少(前期は63.26億円の増加)となりました。主な要因は有形固定資産の取得による支出20.87億円、事業譲受による支出8.05億円です。財務活動によるキャッシュ・フローは31.57億円の減少(前期比10.1%増)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上高760億円(当期比6.4%増)、営業利益45億円(同3.9%増)、経常利益47億円(同2.9%増)を見込んでいます。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は30億円(同7.1%減)と減益を予想しています。人件費の増加により厳しい業績が予想されますが、中期経営計画「Creative 2025」の最終年度に向けて、持続的な成長と企業価値向上に努める方針です。
株主還元
当期の配当金総額は8.74億円、1株当たり年間配当金は60円(中間30円、期末30円)となりました。次期の配当予想も1株当たり年間60円(中間30円、期末30円)を予定しています。
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