2025年3月決算短信の要約
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引用元：2025年3月決算短信（PDF）
日本空港ビルデング株式会社の2025年3月期連結業績は、国際線売店売上の増加等により、営業収益2,699億円(前期比24.1%増)、営業利益385億円(同30.6%増)と大幅な増収増益となりました。自己資本比率も39.9%に改善し、財務基盤が強化されています。次期も増収増益を見込んでおり、羽田空港の旅客数増加を背景に、さらなる成長が期待されます。
主な事業セグメント
日本空港ビルデング株式会社は、主に羽田空港において旅客ターミナルの管理運営及び利用者へのサービス提供を行っています。主な事業セグメントは、施設管理運営業、物品販売業、飲食業の3つです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の業績は、営業収益が2,699億2,300万円(前期比24.1%増)、営業利益が385億5,700万円(前期比30.6%増)、経常利益が357億2,300万円(前期比31.2%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は274億7,000万円(前期比42.7%増)と大幅増益となりました。国際線売店売上の増加が業績を牽引し、一部子会社での繰延税金資産の積み増しも利益増加に寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比95億3,100万円増加し4,699億5,500万円となりました。負債は227億7,800万円減少し2,716億800万円、純資産は323億1,000万円増加し1,983億4,700万円となりました。自己資本比率は39.9%(前期末36.5%)に改善しています。主な変動要因は、営業収益増加に伴う売掛金の増加、長期借入金の減少、利益剰余金の増加です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは538億1,300万円の収入(前期比12.7%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは128億4,300万円の支出(前期比70.1%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは305億2,900万円の支出(前期比55.4%増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は858億7,800万円となり、前期末から104億8,300万円増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績見通しは、営業収益3,000億円(当期比11.1%増)、営業利益405億円(同5.0%増)、経常利益385億円(同7.8%増)を予想しています。親会社株主に帰属する当期純利益は245億円(同10.8%減)と減益を見込んでいます。羽田空港の旅客数は国内線・国際線ともに着実に増加する見通しですが、ターミナル拡張に伴う費用増加も予想されています。
株主還元
当期の期末配当金は1株当たり55円とすることが予定されています。これにより、年間配当金は中間配当35円と合わせて90円、配当性向は30.5%となります。次期の配当は1株当たり90円(中間45円、期末45円)、配当性向34.2%を予定しています。
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