(株)セゾンテクノロジーの決算情報

株式会社セゾンテクノロジーは、HULFT事業、データプラットフォーム事業、流通ITサービス事業、フィナンシャルITサービス事業を主な事業セグメントとしています。これらの事業を通じて、データ連携ビジネスの拡大に取り組んでいます。

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が184.88億円（前年同期比3.2%増）、営業利益が15.57億円（同146.6%増）、経常利益が15.68億円（同135.2%増）、親会社株主に帰属する四半期純利益が10.28億円（同210.4%増）となりました。増収の主因は流通ITサービス事業の一時的な売上増加とデータプラットフォーム事業の成長です。増益は前年同期の受注損失引当金計上の反動が大きく寄与しています。データ連携ビジネス売上比率は50.4%となりました。

総資産は前期末比7.3%減の210.49億円となりました。主な変動は、現金及び預金の13.54億円減少、受取手形、売掛金及び契約資産の6.06億円減少です。負債は同17.2%減の72.28億円となり、受注損失引当金の7.37億円減少が大きく影響しています。純資産は同2.8%減の138.2億円となりましたが、自己資本比率は3.0ポイント増加し65.7%に改善しました。

キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前期末比13.54億円減少していることから、営業活動や投資活動によるキャッシュアウトが大きかったと推測されます。具体的な各活動によるキャッシュフローの変化は不明です。

2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高255億円（前期比6.9%増）、営業利益22億円（同114.8%増）、経常利益22億円（同105.1%増）、親会社株主に帰属する当期純利益15億円（同148.7%増）を見込んでいます。この予想は前回公表時から変更されていません。

2025年3月期の年間配当金は、前期と同額の1株当たり90円（中間45円、期末45円）を予定しています。配当予想に変更はありません。