燦ホールディングス(株)の決算情報

燦ホールディングス株式会社は、葬儀事業を中心に展開しています。主な事業セグメントは「公益社グループ」「葬仙グループ」「タルイグループ」「きずなグループ」「持株会社グループ」の5つです。2024年9月にきずなホールディングスを連結子会社化し、事業エリアを拡大しました。

当第3四半期連結累計期間の営業収益は207億6,900万円（前年同期比28.9％増）となりました。営業利益は24億8,700万円（同3.2％減）、経常利益は24億9,200万円（同3.2％減）、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億7,100万円（同10.9％減）となりました。きずなホールディングスの連結子会社化により葬儀施行件数が40.5％増加しましたが、家族葬の割合が増えたため葬儀施行単価は5.0％減少しました。のれん償却額1億8,800万円や一過性の諸費用4億9,200万円が利益を圧迫しています。

総資産は579億6,900万円（前期末比203億8,300万円増）となりました。きずなホールディングスの連結子会社化に伴い、有形固定資産が88億9,500万円増加し、のれんが118億5,700万円増加しました。負債は240億5,800万円（同193億5,000万円増）となり、短期借入金が104億円、長期借入金が45億5,800万円増加しました。純資産は339億1,100万円（同10億3,300万円増）となり、自己資本比率は58.5％（同29.0ポイント低下）となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローの具体的な数値は記載されていませんが、葬儀施行収入の増加により改善したと推測されます。投資活動によるキャッシュ・フローは、きずなホールディングスの株式取得により大幅な支出となったと考えられます。財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金104億円、長期借入金60億4,900万円の増加により大幅な収入となりました。

2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高314億円（前期比39.9％増）、営業利益38億4,000万円（同1.3％増）、経常利益38億3,000万円（同0.8％増）、親会社株主に帰属する当期純利益23億3,000万円（同1.4％減）を見込んでいます。きずなホールディングスの連結子会社化による影響を織り込んだ結果、大幅な増収を予想していますが、のれん償却額等の影響により利益の伸びは限定的となっています。

配当金の総額や次期配当予想についての具体的な記載はありませんが、2025年3月期の1株当たり配当金は年間24円（中間配当12円、期末配当12円）を予定しています。