2025年9月期 決算短信の要約
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株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスの2025年9月期決算は、売上高が微増の166.02億円となる一方、利益面では大幅な減益となりました。主力のＭ＆Ａ仲介事業が減収減益となり、成長段階のコンサルティング事業も損失を計上しています。次期は増収増益を見込んでおり、初配当の実施も予定されています。
主な事業セグメント
株式会社Ｍ＆Ａ総研ホールディングスの主な事業セグメントは、Ｍ＆Ａ仲介事業とコンサルティング事業です。Ｍ＆Ａ仲介事業が主力で、コンサルティング事業は成長段階にあります。その他に資産運用コンサルティング事業やオペレーティング・リース事業も展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の経営成績は、売上高が166.02億円(前年同期比0.3%増)と微増にとどまる一方、営業利益は49.64億円(同41.0%減)、経常利益は49.7億円(同40.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は28.94億円(同50.0%減)と大幅な減益となりました。Ｍ＆Ａ仲介事業の売上高は151.46億円(同7.1%減)、セグメント利益は58.78億円(同32.4%減)と減収減益でした。一方、コンサルティング事業は売上高14.51億円(同485.4%増)と大幅増収ながら、7.43億円の損失を計上しています。
貸借対照表の変化
資産合計は72.92億円(前期末比39.2%減)となりました。主な要因は、現金及び預金が59.55億円減少したことです。負債合計は19.72億円(同33.8%減)、純資産合計は53.2億円(同41.0%減)となりました。自己資本比率は72.2%(前期末75.1%)と2.9ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは9.76億円の収入(前年同期比82.2%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは2.51億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは66.82億円の支出(同175.4%増)となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は42.18億円(前期末比58.5%減)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の業績予想は、売上高221.84億円(前年同期比33.6%増)、営業利益59.93億円(同20.7%増)、経常利益58.89億円(同18.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益35.33億円(同22.1%増)を見込んでいます。積極的な人材採用によるＭ＆Ａ仲介事業の拡大と新規事業の立ち上げに取り組む方針です。
株主還元
当期は1株当たり5円の期末配当を実施する予定です。これは前期の無配から初配当となります。配当金総額は2.7億円、配当性向は9.9%となる見込みです。
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