2026年3月期 第2四半期（中間期）決算短信の要約
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大阪瓦斯株式会社の2026年3月期中間決算は、売上高が前年同期並みの9,591億円となる一方、経常利益は46.7%増の1,054億円、親会社株主に帰属する中間純利益は86.7%増の948億円と大幅な増益を達成しました。この好調な業績を受けて、通期の業績予想も上方修正され、年間配当も増配が予定されています。
主な事業セグメント
大阪瓦斯株式会社の主な事業セグメントは、国内エネルギー事業、海外エネルギー事業、ライフ＆ビジネスソリューション事業です。国内エネルギー事業が売上高の大部分を占めており、ガスおよび電力の販売が主な事業内容となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は前年同期並みの9,591億円となりました。経常利益は46.7%増の1,054億円、親会社株主に帰属する中間純利益は86.7%増の948億円と大幅に増加しています。この増益は主に、国内エネルギー事業における原料価格等の変動が販売単価に反映されるまでのタイムラグによる影響が拡大したことによるものです。ガス販売量は2.9%増、電力販売量は3.3%増となっています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比0.1%減の3兆1,959億円となりました。現金及び預金が増加した一方、季節要因等による売掛債権の減少や為替の影響による固定資産の減少がありました。純資産は1兆7,183億円となり、自己資本比率は52.3%と前期末の52.8%から若干低下しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、貸借対照表の変動から、営業活動によるキャッシュフローはプラスであったと推測されます。投資活動については、有形固定資産の取得による支出があったものの、関係会社株式の売却による収入もあったと考えられます。財務活動では、配当金の支払いや自己株式の取得があったことが推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想が上方修正されました。売上高は前回予想比0.5%増の2兆500億円、営業利益は15.1%増の1,600億円、経常利益は12.7%増の1,860億円、親会社株主に帰属する当期純利益は11.8%増の1,420億円と予想されています。この上方修正は、国内エネルギー事業におけるタイムラグ差益の拡大や、海外エネルギー事業における米国上流事業、米国フリーポート液化基地(LNG)等での増益が見込まれるためです。
株主還元
2026年3月期の年間配当予想は、前期の95円から25円増配の120円に修正されました。中間配当は60円、期末配当も60円を予定しています。これは前回予想からの増配となり、株主還元の強化を示しています。
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