(株)エフオンの決算情報

株式会社エフオンの主な事業セグメントは、省エネルギー支援サービス事業、グリーンエナジー事業、電力小売事業です。グリーンエナジー事業では木質バイオマス発電所の運営を行っており、電力小売事業ではグループ発電所の電力を販売しています。

当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高129.29億円（前年同期比1.2％減）、営業利益9.02億円（同81.5％増）、経常利益7.17億円（同149.7％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益5.36億円（同125.7％増）となりました。グリーンエナジー事業では、一部発電所の出力抑制があったものの、未利用木材の調達改善やメンテナンス費用の減少により増益となりました。電力小売事業は販売管理費増加により減益となりました。

資産合計は前連結会計年度末比1.4％減の446.12億円となりました。主な変動は、現預金と貯蔵品の増加、売掛金と有形固定資産の減少です。負債合計は同3.4％減の260.97億円となり、主に長期借入金が減少しました。純資産合計は同1.5％増の185.14億円となりました。自己資本比率は41.5％と、前連結会計年度末の40.3％から1.2ポイント上昇しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前連結会計年度末から4.2億円増加し59.94億円となっています。営業活動によるキャッシュ・フローは、親会社株主に帰属する四半期純利益の増加などにより改善したと推測されます。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出があったと考えられます。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出が主な要因と推測されます。

2025年6月期の通期連結業績予想は、売上高185億円（前期比5.9％増）、営業利益12億円（同99.9％増）、経常利益10億円（同188.7％増）、親会社株主に帰属する当期純利益7.1億円（同152.5％増）を見込んでいます。第3四半期までの実績と比較すると、第4四半期も引き続き好調な業績が期待されています。

2025年6月期の1株当たり配当金は、前期と同額の年間8円を予定しています。配当予想に修正はありません。