2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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北海道電力の2025年3月期第3四半期は、売上高6,464億円（前年同期比5.7%減）、経常利益568億円（同23.0%減）と減収減益となりました。しかし、核燃料売却益の計上により純利益は546億円（同1.9%増）と増加。自己資本比率は16.9%に改善し、財務体質強化が進んでいます。通期予想は減収減益を見込むものの、年間配当20円の維持を計画しています。
主な事業セグメント
北海道電力株式会社の主な事業セグメントは、北海道電力（電力小売事業等）、北海道電力ネットワーク（送配電事業）、およびその他（連結子会社等）です。電力の安定供給と関連サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第３四半期連結累計期間の売上高は6,464億300万円（前年同期比5.7%減）、経常利益は568億400万円（同23.0%減）となりました。売上高減少は燃料価格低下に伴う燃料費等調整額の減少が主因です。経常利益減少は前年同期の燃料費等調整制度の大幅な期ずれ差益解消によるものです。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は546億6,500万円（同1.9%増）と増加しました。これは核燃料売却益195億4,900万円を特別利益に計上したことが寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は2兆1,907億9,800万円（前期末比2.3%増）となりました。主な増加要因は設備投資による固定資産の増加や現金及び預金の増加です。負債は1兆8,060億5,200万円（同0.1%減）とほぼ横ばいでした。純資産は3,847億4,500万円（同15.4%増）となり、自己資本比率は16.9%（同2.0ポイント増）に改善しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前期末比169億6,900万円増加し1,296億7,800万円となっています。これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などが寄与したと考えられます。一方で、有利子負債は減少しており、財務体質の改善が進んでいることが推察されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高9,070億円（前期比4.9%減）、営業利益560億円（同44.6%減）、経常利益430億円（同50.8%減）、親会社株主に帰属する当期純利益470億円（同29.0%減）と減収減益を見込んでいます。前年度の燃料費等調整制度の期ずれ差益解消の影響が大きいと予想されます。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は、中間配当10円、期末配当10円の年間20円を予定しています。前期と同額の配当維持を計画しており、安定配当の姿勢を示しています。
注意事項
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