2025年３月期 決算短信の要約
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四国電力の2025年3月期連結業績は、卸販売電力量の増加や容量市場関連収入により増収増益となりました。売上高8,513億円（前年度比8.1%増）、経常利益916億円（同14.4%増）を達成し、自己資本比率も改善しています。一方、次期は需給収支悪化などにより減益予想ですが、増配を計画しています。
主な事業セグメント
四国電力株式会社の主な事業セグメントは、「発電・販売事業」「送配電事業」「情報通信事業」「エネルギー事業」「建設・エンジニアリング事業」です。電気事業を中心に、情報通信やエネルギー関連の事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が前年度比8.1%増の8,513億円となりました。営業利益は13.4%増の890億円、経常利益は14.4%増の916億円、親会社株主に帰属する当期純利益は12.9%増の683億円と、増収増益を達成しています。主な要因として、卸販売電力量の増加や容量市場の開始に伴う収入増加が挙げられます。
貸借対照表の変化
資産合計は前年度末比3.6%増の1兆6,874億円となりました。負債合計は1.5%減の1兆2,466億円、純資産合計は21.4%増の4,408億円となっています。自己資本比率は前年度末の22.1%から26.0%に改善しました。長期投資の増加や利益の確保が主な要因です。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1,298億円の収入となり、前年度比9.6%減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは929億円の支出で、前年度比4.5%減少しています。財務活動によるキャッシュ・フローは253億円の支出となり、前年度比25.9%減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高8,000億円（前年度比6.0%減）、営業利益535億円（同39.9%減）、経常利益530億円（同42.1%減）、親会社株主に帰属する当期純利益410億円（同40.0%減）と減収減益を見込んでいます。需給収支の悪化や修繕費の増加が主な要因とされています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり40円（中間20円、期末20円）となり、前年度から10円増配されました。2026年3月期の配当予想は、さらに10円増配の1株当たり年間50円（中間25円、期末25円）となっています。
注意事項
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