2025年3月期第3四半期決算短信の要約
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株式会社ゼンリンの2025年3月期第3四半期連結業績は、売上高443.55億円（前年同期比5.6%増）、営業利益7.31億円（前年同期は11.04億円の損失）と大幅に改善しました。カーナビゲーション用データの増収やAPIサービスの堅調な推移が寄与し、通期予想の達成に向けて順調に推移しています。
主な事業セグメント
株式会社ゼンリンの主な事業セグメントは、位置情報サービス関連事業の単一セグメントです。具体的には、プロダクト事業、公共ソリューション事業、マーケティングソリューション事業、IoT事業、オートモーティブ事業の5つの事業区分で構成されています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期第3四半期の連結業績は、売上高が443.55億円（前年同期比5.6%増）、営業利益が7.31億円（前年同期は11.04億円の損失）、経常利益が7.11億円（前年同期は10.97億円の損失）、親会社株主に帰属する四半期純利益が5.41億円（前年同期は8.71億円の損失）となりました。売上高の増加は主にカーナビゲーション用データの増収とAPIサービスの堅調な推移によるものです。損益面では、人件費増加があったものの、売上構成変化と価格改定効果により各利益が改善しました。
貸借対照表の変化
当第3四半期連結会計期間末の総資産は687.93億円（前期末比8.8%減）、負債は213.89億円（同18.0%減）、純資産は474.04億円（同3.9%減）となりました。自己資本比率は68.9%（前期末比3.6ポイント上昇）です。総資産の減少は主に受取手形、売掛金及び契約資産の減少によるものです。負債の減少は主に買掛金と短期借入金の減少によるものです。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金は前期末の132.18億円から109.37億円に減少しています。減価償却費は40.96億円（前年同期比9,600万円増）、のれんの償却額は8,300万円（同1,300万円減）となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高643億円（前期比4.8%増）、営業利益36億円（同81.7%増）、経常利益37億円（同79.6%増）、親会社株主に帰属する当期純利益25億円（同20.3%増）を見込んでいます。第3四半期までの進捗は概ね計画通りであるため、業績予想は据え置かれています。
株主還元
期末配当予想を15円から20円に修正（増配）しました。これにより、年間配当予想は35円（前期実績28.5円）となります。
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