2025年3月期 決算短信の要約
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テレビ朝日ホールディングスは2025年3月期に大幅な増収増益を達成し、特にテレビ放送事業の業績が好調でした。インターネット事業やその他事業も成長を続けており、事業ポートフォリオの多角化が進んでいます。高い自己資本比率を維持しつつ、積極的な設備投資も行っています。2026年3月期も増収増益を見込んでおり、さらなる成長が期待されます。
主な事業セグメント
テレビ朝日ホールディングスの主な事業セグメントは、テレビ放送事業、インターネット事業、ショッピング事業、その他事業（音楽出版、イベント、機器販売・リース、出資映画等）です。テレビ放送事業が中核で、インターネット事業やその他事業も積極的に展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が3,240億5,600万円（前期比+5.2%）、営業利益が197億400万円（同+59.7%）、経常利益が285億3,300万円（同+43.2%）、親会社株主に帰属する当期純利益が258億1,600万円（同+50.6%）と大幅増収増益となりました。テレビ放送事業のスポット収入好調や、インターネット事業、その他事業の成長が寄与しています。特にテレビ放送事業の営業利益は112億8,900万円（同+89.1%）と大きく伸長しました。
貸借対照表の変化
貸借対照表では、総資産が5,595億5,800万円（前期末比+7.5%）に増加しました。主な変動として、建設仮勘定が273億5,700万円増加し、投資有価証券も70億2,100万円増加しています。純資産は4,478億4,200万円（同+5.7%）となり、自己資本比率は79.6%と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは265億2,000万円の収入（前期比+74億1,300万円）となり、税金等調整前当期純利益の増加が主因です。投資活動によるキャッシュ・フローは325億400万円の支出（同-107億9,600万円）で、有形固定資産の取得による支出が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは71億1,900万円の支出（同-13億円）となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高3,330億円（前期比+2.8%）、営業利益200億円（同+1.5%）、経常利益290億円（同+1.6%）、親会社株主に帰属する当期純利益260億円（同+0.7%）を見込んでいます。テレビ広告需要の旺盛さや各事業セグメントの積極的な拡大により、増収増益を予想しています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり60円（中間20円、期末40円）となり、期末配当には特別配当10円が含まれています。2026年3月期の配当予想は年間60円（中間30円、期末30円）で、普通配当のみとなっています。
注意事項
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