東洋埠頭(株)の決算情報

東洋埠頭株式会社の主な事業セグメントは、国内総合物流事業と国際物流事業です。国内総合物流事業には倉庫業、港湾運送業、自動車運送業などが含まれ、国際物流事業は海外での物流サービスを提供しています。

当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収入が263億9,900万円(前年同期比0.4%増)となりました。一方、営業利益は7億4,700万円(同16.3%減)、経常利益は10億100万円(同1.9%減)と減益となりました。しかし、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億7,700万円(同19.3%増)と増益を達成しました。国内総合物流事業の営業利益が9.1%減少し、国際物流事業の営業利益が95.9%減少したことが主な要因です。

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比1.7%増の492億7,200万円となりました。主な変動として、流動資産が10.7%増加し92億5,600万円となりました。負債は2.2%増の223億6,600万円となり、借入金が長期短期合わせて11億3,100万円増加しました。純資産は1.3%増の269億500万円となり、自己資本比率は0.2ポイント低下し54.3%となりました。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が前連結会計年度末から4億4,100万円増加し31億100万円となっています。また、減価償却費は16億400万円(前年同期15億5,400万円)と3.2%増加しています。借入金の増加や投資有価証券の売却などがキャッシュ・フローに影響を与えたと推測されます。

2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高350億円(前期比0.9%増)、営業利益10億円(同2.2%増)、経常利益12億円(同4.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10億円(同1.9%増)を見込んでいます。第3四半期までの実績と比較すると、第4四半期に向けて業績の改善が期待されています。

2025年3月期の年間配当金予想は1株当たり55円(中間配当25円、期末配当30円)で、前期と同額を維持する予定です。配当性向は40.8%となる見込みです。