2025年３月期第３四半期決算短信の要約
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株式会社ヤマタネの2025年3月期第3四半期は、売上高601億1,800万円（前年同期比30.7％増）、営業利益28億500万円（同4.1％増）と増収増益となりました。食品部門での価格転嫁やM&Aの効果が寄与し、通期予想では売上高813億円（前期比26.0％増）を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社ヤマタネの主な事業セグメントは、物流関連、食品関連、情報関連、不動産関連の4つです。物流部門では国内・国際物流、食品部門ではコメ卸売販売と加工食品卸売販売、情報部門ではシステム開発・保守、不動産部門では賃貸事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が601億1,800万円（前年同期比30.7％増）、営業利益が28億500万円（同4.1％増）、経常利益が28億8,900万円（同17.6％増）、親会社株主に帰属する四半期純利益が22億5,900万円（同10.6％増）となりました。食品部門での米価上昇に伴う販売価格転嫁や、M&Aによる株式会社ショクカイの連結子会社化が増収に寄与しました。一方で、物流部門での一部荷主の解約や人件費増加などがありましたが、全体としては増益となっています。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比3.3％増の1,611億2,700万円となりました。主な要因は、新倉庫建設等の設備投資による固定資産の増加や投資有価証券の時価評価増です。負債合計は3.3％増の1,031億8,200万円となり、短期借入金の増加が主な要因です。純資産合計は3.4％増の579億4,500万円となり、自己資本比率は33.5％（前連結会計年度末は33.2％）となりました。
キャッシュフローの変化
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は23億7,400万円（前年同期比13.2％増）、のれんの償却費は3億500万円（同121.0％増）となっています。設備投資の支払いによる現金及び預金の減少がありましたが、短期借入金の増加により資金調達を行っています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期の通期連結業績予想は、売上高813億円（前期比26.0％増）、営業利益32億3,000万円（同7.3％減）、経常利益31億円（同2.5％減）、親会社株主に帰属する当期純利益26億4,000万円（同6.1％増）を見込んでいます。売上高は大幅な増収を予想していますが、営業利益と経常利益は減益を見込んでいます。
株主還元
2025年3月期の1株当たり配当金は、中間配当40円、期末配当50円の年間90円を予定しています。これは前期の年間65円から25円の増配となります。
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