(株)ＣＳ－Ｃの決算情報

株式会社CS-Cは、ローカルビジネスDX事業の単一セグメントで事業を展開しています。主にマーケティングのDX化に寄与するSaaS型統合マーケティングツール「C-mo」やBPOとコンサルティングを組み合わせた「C-mo Pro」を提供し、クライアントの課題解決を支援しています。

当第1四半期累計期間の経営成績は、売上高が6.97億円（前年同期比7.2％増）と増収となりました。しかし、成長促進のための人件費や採用関連費等のコスト増加により、営業損失4,500.9万円（前年同期は営業利益4,473.6万円）、経常損失4,439.9万円（前年同期は経常利益4,486.3万円）、四半期純損失3,178万円（前年同期は四半期純利益2,714.6万円）と減益となりました。「C-mo Pro travel」の売上高が堅調に推移したものの、コスト増加が利益を圧迫しています。

当第1四半期会計期間末の総資産は28.59億円（前事業年度末比1.3％減）となりました。主な変動として、流動資産が7,505.1万円減少し21.09億円となった一方、固定資産が3,764.8万円増加し7.49億円となりました。負債は5.92億円（同1.0％減）、純資産は22.66億円（同1.4％減）となりました。自己資本比率は79.3％と高水準を維持しています。

キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が6,912.2万円減少していることから、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなった可能性が高いです。投資活動では、ソフトウェア開発や投資有価証券の取得により、キャッシュ・アウトフローが発生したと推測されます。財務活動によるキャッシュ・フローの大きな変動は見られません。

2025年9月期の通期業績予想は、売上高30億円（前期比10.1％増）、営業利益500万円、経常利益500万円、当期純利益300万円を見込んでいます。前回公表からの修正はありません。第1四半期の実績を踏まえると、下半期での業績回復を見込んでいると推測されます。

配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年9月期の配当予想は第2四半期末0円、期末0円、年間合計0円となっています。前期（2024年9月期）も年間配当金は0円でした。