2025年３月期 決算短信の要約
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株式会社サンウェルズは、パーキンソン病専門施設「ＰＤハウス」の全国展開を加速させ、売上高は264.96億円（前年同期比31.8％増）と大幅に増加しました。しかし、再発防止策の実行による運営体制の見直しにより収益性が大幅に低下し、当期純損失9.25億円を計上しました。次期も厳しい業績予想となっており、経営改善が急務となっています。
主な事業セグメント
株式会社サンウェルズは、パーキンソン病専門施設「ＰＤハウス」の全国展開を主力事業としています。介護事業の単一セグメントで、ＰＤハウスを中心に医療特化型住宅、グループホーム、デイサービス、福祉用具事業、加圧トレーニング事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
売上高は264.96億円（前年同期比31.8％増）と大幅に増加しましたが、営業利益は11.14億円（同51.0％減）、経常利益は3.88億円（同77.4％減）と大幅に減少しました。当期純損失は9.25億円（前年同期は8.02億円の当期純利益）となりました。ＰＤハウスの新規開設を加速させましたが、再発防止策の実行による運営体制の見直しにより収益性が大幅に低下しました。また、特別調査費用等6.38億円、上場契約違約金6,200万円を特別損失として計上しています。
貸借対照表の変化
資産合計は389.94億円（前期末比23.4％増）となりました。主に新規施設の開設により建物が52.68億円増加し、現金及び預金も23.3億円増加しました。負債合計は303.77億円（同15.1％増）となり、主にリース債務が15.55億円、診療報酬返還に伴う負債が11.89億円増加しました。純資産合計は86.16億円（同65.8％増）となり、主に公募による自己株式の処分等により資本剰余金が45.7億円増加しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは18.83億円の資金増加（前期比26.4％減）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは43.96億円の資金減少（同22.4％減）となり、主に有形固定資産の取得による支出42.07億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは48.42億円の資金増加（同27.4％増）となり、主に自己株式の処分による収入45.74億円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の業績見通しは、売上高311.06億円（前期比17.4％増）、営業損失3.69億円（前期は11.14億円の営業利益）、経常損失16.13億円（前期は3.88億円の経常利益）、当期純損失18.23億円（前期は9.25億円の当期純損失）を予想しています。ＰＤハウス13施設の新規開設を計画していますが、再発防止策の実行による運営体制の見直しにより収益性は前期と比較して大幅に低下する見込みです。
株主還元
当事業年度の配当金は0円となり、次期の配当予想も0円となっています。前事業年度は年間14円の配当が実施されていました。
注意事項
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