2026年6月期 決算短信の要約
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マイクロ波化学の2026年6月期(15か月変則決算)は、大型プロジェクトの受注遅延が響き、売上高約10億6,000万円にとどまりました。販管費の高止まりにより営業損失約9億3,000万円・当期純損失約9億6,000万円と大幅赤字となり、自己資本比率は8.6%まで低下しています。
主な事業セグメント
マイクロ波化学株式会社の主な事業セグメントは「マイクロ波化学関連事業」で、マイクロ波を活用した製造プロセスの研究開発・エンジニアリング・実機製作・製造支援等を行っています。当期より「低濃度貴金属回収事業」も開始されました。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当事業年度(2025年4月〜2026年6月)は決算期変更に伴う15か月の変則決算となっています。売上高は約10億6,000万円にとどまり、複数の大型プロジェクトで顧客側の計画見直しによる受注遅延が発生しました。売上高から売上原価を差し引いた売上総利益は、約3億5,000万円となりました。販売費及び一般管理費が約12億8,000万円に膨らんだ結果、営業損失は約9億3,000万円、当期純損失は約9億6,000万円と大幅な赤字となりました。前事業年度(2024年4月〜2025年3月)は営業利益約1億9,000万円・当期純利益約1億6,000万円の黒字であり、業績が大きく悪化しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比34.1%減の約14億円となりました。売掛金が大幅に減少し、純資産は前期末比85.6%減の約1億5,000万円まで縮小しています。自己資本比率は前期末の50.1%から8.6%へと急低下しました。一方、長期借入金(1年内返済予定含む)は増加し、財務レバレッジが高まっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは約4億6,000万円の支出となり、前事業年度の約7,000万円の支出から大幅に悪化しました。投資活動は約8,700万円の支出と前期より縮小しました。財務活動は長期借入5億円の実行等により約4億4,000万円の収入となり、前期の約2億円から増加しました。期末現金残高は約4億100万円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2027年6月期(通期)の業績予想は、売上高約15億1,000万円、営業利益約5,000万円、経常利益約2,300万円、当期純利益約400万円と、黒字転換を見込んでいます。前事業年度(2025年3月期)の売上高約16億800万円・営業利益約1億9,000万円と比較すると、売上高は依然下回る水準ですが、損益の黒字回復が計画されています。なお、継続企業の前提に関する重要事象が存在している点には注意が必要です。
株主還元
当事業年度(2026年6月期)の年間配当金は0円となっています。前事業年度(2025年3月期)も0円であり、無配が継続されています。2027年6月期の配当予想も年間0円が予定されています。
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