2025年６月期第２四半期（中間期）決算短信の要約
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ID&Eホールディングスの当中間期は、売上収益が6.2%増の720.25億円と成長したものの、資本参加先の株式評価損や為替差損の影響で11.79億円の中間損失を計上しました。財務面では借入金の増加により負債が増加し、自己資本比率が低下しています。通期予想は据え置かれていますが、東京海上ホールディングスによる公開買付けの成立を受け、上場廃止と完全子会社化のプロセスが進行中です。
主な事業セグメント
ID&Eホールディングス株式会社の主な事業セグメントは、コンサルティング事業、都市空間事業、エネルギー事業の3つです。コンサルティング事業は国内外のインフラ整備に関する調査・設計等、都市空間事業は都市計画・設計、エネルギー事業は電力機器製造や分散型エネルギー事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の業績は、売上収益が前年同期比6.2%増の720.25億円となりました。一方、営業利益は資本参加先の株式上場に伴う評価損の影響で前年同期比50.9%減の10.63億円、親会社の所有者に帰属する中間損失は11.79億円（前年同期は3.13億円の利益）となりました。コンサルティング事業と都市空間事業の売上が好調でしたが、為替差損の影響で最終損益が悪化しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比6.9%増の2,205.86億円となりました。主な要因は契約資産が213.27億円増加したことです。負債合計は前連結会計年度末比16.4%増の1,307.56億円となり、主に借入金が254.23億円増加しました。資本合計は前連結会計年度末比4.5%減の898.29億円となりました。親会社所有者帰属持分比率は39.3%と、前連結会計年度末から4.8ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは249.39億円の支出となり、前年同期比で17.86億円支出が増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは4.65億円の支出で、前年同期比で27.77億円支出が減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは213.94億円の収入となり、前年同期比で52.23億円収入が増加しました。これらの結果、現金及び現金同等物の中間期末残高は201.7億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上収益1,650億円（前期比3.8%増）、営業利益122億円（同13.6%減）、親会社の所有者に帰属する当期利益73億円（同24.6%減）を見込んでいます。当中間期の業績は概ね期初想定の範囲内で進捗しているため、通期予想は変更していません。
株主還元
2024年11月19日付で公表したとおり、東京海上ホールディングス株式会社による公開買付けが成立することを条件に、2025年6月期の期末配当を行わないことを決議しています。
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