2025年３月期 第３四半期決算短信の要約
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川崎汽船の2025年3月期第3四半期は、売上高8,049億円（前年同期比12.5%増）、経常利益2,888億円（同193.2%増）と大幅な増収増益を達成しました。特に製品物流セグメントが好調で、ONE社からの投資利益も寄与。通期予想も上方修正され、経常利益3,000億円（前回予想比25.0%増）を見込んでいます。
主な事業セグメント
川崎汽船株式会社の主な事業セグメントは、ドライバルク、エネルギー資源、製品物流です。ドライバルクは大型船や中小型船による輸送、エネルギー資源はLNG船や原油船などの運航、製品物流は自動車船やコンテナ船事業などを展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高8,049億円（前年同期比12.5%増）、営業利益922億円（同31.5%増）、経常利益2,888億円（同193.2%増）、親会社株主に帰属する四半期純利益2,847億円（同283.9%増）と大幅な増収増益となりました。特に製品物流セグメントが好調で、持分法適用会社のONE社からの投資利益1,859億円が寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比7.9%増の2兆2,759億円となりました。主な要因は投資有価証券の増加です。負債は同10.5%増の5,356億円で、長期借入金の増加が影響しています。純資産は同7.1%増の1兆7,403億円となり、利益剰余金の増加が主な要因です。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、営業活動によるキャッシュフローは好調な業績を反映して増加したと推測されます。投資活動では船舶の取得などの設備投資が行われ、財務活動では長期借入金の増加や自己株式の取得が行われています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年3月期通期の連結業績予想を上方修正し、売上高1兆500億円（前回予想比1.9%増）、経常利益3,000億円（同25.0%増）、親会社株主に帰属する当期純利益2,950億円（同25.5%増）を見込んでいます。主に製品物流セグメントの業績改善が寄与する見通しです。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり100円（中間配当50円、期末配当50円）を予定しています。また、2026年3月期と2027年3月期も年間配当1株当たり100円（基礎配当40円、追加配当60円）を予定しており、安定した株主還元を継続する方針です。
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