2025年3月期 決算短信の要約
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日本石油輸送株式会社の2025年3月期連結業績は、売上高が370.9億円（前年同期比6.0%増）と増加しましたが、営業利益は15.54億円（同0.5%減）とわずかに減少しました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は12.62億円（同9.4%増）と増加しています。今後は事業環境の変化に対応しつつ、基盤事業および成長事業における諸施策を進める方針です。
主な事業セグメント
日本石油輸送株式会社の主な事業セグメントは、石油輸送事業、高圧ガス輸送事業、化成品・コンテナ輸送事業、資産運用事業です。これらのセグメントで石油製品、高圧ガス、化成品等の輸送やコンテナリース、不動産賃貸、太陽光発電などを行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上高が370.9億円（前年同期比6.0%増）となりました。一方、営業利益は15.54億円（同0.5%減）、経常利益は17.57億円（同1.7%減）と減少しました。しかし、親会社株主に帰属する当期純利益は投資有価証券の売却益により12.62億円（同9.4%増）となりました。セグメント別では、石油輸送事業の利益が大幅に増加した一方、高圧ガス輸送事業が赤字に転落しました。
貸借対照表の変化
総資産は432.79億円（前期末比5.3%増）となりました。流動資産は121.11億円（同5.5%増）、固定資産は311.67億円（同5.3%増）となっています。負債は173.31億円（同7.8%増）、純資産は259.47億円（同3.8%増）となりました。自己資本比率は60.0%と前期末から0.9ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは51.1億円の収入（前年同期比2.5%増）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは26.06億円の支出（同16.6%減）、財務活動によるキャッシュ・フローは25.95億円の支出（同42.7%増）となりました。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は64.21億円（前期末比1.4%減）となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高378億円（前期比1.9%増）、営業利益16億円（同3.0%増）、経常利益17.5億円（同0.4%減）、親会社株主に帰属する当期純利益11億円（同12.9%減）を見込んでいます。売上高と営業利益は増加を予想していますが、当期純利益は減少する見通しです。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり100円（中間50円、期末50円）となる予定です。2026年3月期も同様に年間100円（中間50円、期末50円）の配当を予定しています。「1株当たり年100円以上の配当を継続」する方針を維持しています。
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